お土産です!
区切りがちょうどよくなったので短めです。
次の日になりました。あのあとルナ様は起きても寝ぼけていたのでお土産を渡せませんでした。
さて、お茶をする時間になりました。今日はソラも一緒にです。お土産もこのときに渡します。
「ソルお兄様!今日は一緒にお茶をするとは本当ですか!?」
「ああ。…昨日のお土産だ。」
そう言ってソラは箱を取り出します。
「フィーナが買ったやつもこのなかに入ってる。」
「開けても良いですか?」
「ああ。」
ルナ様が箱を開けるとそのなかには蒼玉をつかった雫の形をしているネックレスとイヤリングが入っています。
「わぁ~!お兄様!フィーナ!着けて良い?」
「良いぞ。」
「どうぞ。…私がおつけいたしましょうか?」
「お願い。」
「では、失礼します。」
ルナ様の綺麗な首筋に掛かっているもとのネックレスを外し、雫の形をしたものを着けます。イヤリングも同じです。
「似合っていますか?」
「ああ、予想した通り目の色とお揃いで似合ってる。」
「お似合いですよ。石言葉もルナ様にたいへん合っていますし。」
「石言葉?」
「ええ、石には意味があるんですよ。」
「そんなこと知らなかったわ。」
「メイドは石言葉を考えてコーディネートするんですよ。」
「それで、この石言葉は何?」
「その宝石は蒼玉と言います。意味は『高潔』『深い海』『祟高』です。」
「ルーネのためって感じの意味だな。」
「そうですね。」
「そう?」
「そうですよ。」
ちょこんと首をかしげるルナ様が可愛いです。萌え死にそうなくらいです。
お茶会は和やかに進みました。ルナ様はソラが来たので始終嬉しそうでした。