婚約とルナ様です!
半分以上ルナ視点です。
朝になり、奥様に昨日のことを報告します。
「あらあら、ようやくくっついたのね。」
「ええ、遠慮するのをやめました。」
「遅いわよ!フィーナ、ごめんなさいね。こんな意気地無しの息子で。」
「いえいえ、私も悪いですから。」
「それで婚約発表のパーティーはやらないほうが良いのよね?」
「ええ、後2年、ルナ様が学園を卒業するまでは表に出たくないので。」
「分かったわ。でも、婚約発表はします。」
「わかりました。ソル様とお母様とお父様に挨拶をしたほうが良いのでしょうか?」
「あぁ、俺もフィーナのご両親には挨拶したいな。」
「なら、ルーネの春休みに一緒に行ってらっしゃいな。リクは婚約者の領地に行くらしいから。」
「分かりました。ありがとうございます。」
☆★ルナ視点☆★
コンコンッ!
「失礼いたしますわ。」
「うん、良く来たね。」
「リクお兄様、聞きました?」
「うん。ソルが辺境伯の娘のステフィーナ・ドミニ・フォンセントと婚約したことでしょ?」
「ええ、ソルお兄様はフィーナのことが好きだったのではないのですか!」
「だよね。…でも、前にフィーナにステフィーナ様のことを聞いていたことがあったて聞いたよ。」
「そうなんですの?」
「そうらしい。
まぁ、この後にソルを呼んでるから直接聞こう。」
「そうですわね。」
ソルお兄様はフィーナのことどうでも良くなったのですか!?遊んでいただけとでも!?
コンコンッ!
「失礼する。」
「ソルお兄様、やっと来ましたわね!」
「待ちわびたよ?」
リクお兄様はそれはもう怖いくらいの満面の笑みをしています。
「…二人ともなんなんだ?」
少し引かれたようですが……まぁ、良いですわ。
「ソルお兄様はフォンセント家のご令嬢と婚約されたと聞いたのですが?」
「速いな。」
「ええ、屋敷中ことが駆け回っていてよ。」
「マジか…。」
少し項垂れています。
「婚約したのは本当だ。」
「フィーナはどうなるんですの?」
「どうなるって何が?」
……。
「何で、分かんないのですか!…あぁ~、もう!知りません!」
今、ソルお兄様を見つづけるとイライラして仕方がありません。
「リクお兄様、失礼しますわ。」
急いで部屋に戻ります。そこにはフィーナがいるはずですから。
「フィーナ!」
「ルナ様、どうかされたのですか?」
「ええ!フィーナはソルお兄様に怒らないの?」
「怒るですか。考えたこともないですね。」
「勝手にフィーナを捨てて婚約したのに!?」
「貴族なんてそんなものでしょう?」
「そうだけれど…。納得がいかないわ。」
「ルナ様、私は大丈夫です。気にしないでください。許してあげて下さいな。」
「…分かったわ。あなたに免じてソルお兄様を許すわ。」
「良かったです。」
フィーナはいつも道理に笑う。
どうして、笑えるのです?
私はあなたのその笑顔が大好きですわ。
私を孤独から救ってくれたその笑顔が。
だから……
その笑顔がなくなるならば、私はどんなことをしてでもあなたを笑わせましょう。
あなたから笑顔を奪った人を消しましょう。
私はその覚悟です。
ルナはフィーナに依存しています。普段は分かりにくいですが、孤独から救ってくれた時からずっとです。




