お茶会です!
お茶会の時間になりました。中庭には奥様とソラとルナ様とリク様が集まっています。私はルナ様の側で立っています。
「さて、これで全員かしら?」
「そうですよ、お母様。」
「ねぇ、フィーナは座らないの?」
…その首の傾げ方が可愛すぎます、ルナ様!
「ええ、奥様とリク様がいらっしゃるので。」
「お母様、リクお兄様、フィーナを座らせて良いですか?」
「いつも一緒に座ってお茶を飲むの?」
「ええ。ソルお兄様も許可してくれてたから。」
「あらあら、そうなの。」
…なんか、奥様が面白そうに笑い始めたのですが、何故でしょう?
「良いわよ。フィーナ、座りなさい。ああ、もうすぐレオンが来るはずだから、レオンの椅子も用意しておいて。」
「かしこまりました。椅子を持ってくるので暫しお待ちください。」
レオンとはレオニード様のことでルナ様の弟です。
まさか、奥様とリク様とレオニード様と一緒の席につくとは思いませんでした。
椅子を持って中庭には戻ります。そこにはもうレオニード様がいて待っていました。
「遅れて申し訳ありません。」
「大丈夫よ。ほら、早く席について。」
「失礼します。」
「レオン、自己紹介をしなさい。」
「レオニードです!」
「フィーナ・ミトセンともうします。よろしくお願いいたします。」
「フィーナさんはお姉様のメイドなんですか?」
「そうですよ。ルナ様の専属のメイドです。」
「ルナ?」
「ああ、私がつけさせてもらったルーネリア様の愛称です。」
「そうなんですか!お姉様、僕もルナ姉様って呼んで良いですか?」
「…ダメよ。」
「…何故ですか…。」
「…フィーナだけにしか呼ばせたくないからよ。///」
頬を赤らめるルナ様が可愛すぎます!
そのあとは、皆でお茶をのんびりといただきました。