王都の公爵家です!
すいません、遅れました。
続きの書き方迷ってたら、ストックがなくなりました。すいません。
ルナ様が学園の小等部に入学するときが近くなってきました。ルナ様と初めて会ってからもう約1年経ちました。はやいですね。
学園に入学するので公爵領から王都の家に移ります。
「ルナ様、そろそろ行きますよ。」
「分かったわ。」
馬車に乗ると動き出しました。
馬車の中にはソラとルナ様と私だけです。
ルナ様は学園のためですが、ソラは何故かというと、仕事のためだそうです。王都にいたほうが報告を受けやすいのだそうです。あとは、何か別の理由があるそうですが、教えてくれませんでした。
王都と公爵領は近くて2日で着きました。
王都の公爵家は公爵領の家より小さいですが、とても立派です。
「「お帰りなさいませ。ソルーラン様、ルーネリア様。」」
家にはいると多くの人に出迎えられました。まずは、ルナ様の部屋に案内されました。あまり、公爵領の部屋と変わりません。
とりあえず、ルナ様を疲れを癒すために湯船に浸からせて、着替えさせます。
それらが、終わったあとは公爵夫人に挨拶をしに行きます。
コンコンッ!
「失礼します。ルーネリア様をお連れいたしました。」
「入って良いわ。」
「失礼いたします。」
部屋の中の机に向かってルナ様によくにた女性が座っています。この人が公爵夫人のようですね。
「久しぶりね、ルーネ。」
「お久し振りですわ、お母様。」
「ルーネに会えて嬉しいわ。…そう言えば、我が儘を言わなくなったそうね?」
「ええ。我が儘は寂しかったから言っていただけですもの。もう、寂しくないから言わなくて良いのですわ。」
「そうなの?ごめんなさいね、気づかなくて。」
「別に良いのですわ。お母様はいつも忙しそうでしたから。」
そう言って、ルナ様は寂しそうに笑います。その顔を見て何か思ったのか、公爵夫人は立ち上がって近づいてきます。そして、ルナ様をそっと抱き締めました。
「お母様?」
「ごめんなさい、ごめんなさいね。これからは、出来るだけ毎日一緒にお茶をしましょう。」
「はい!」
ルナ様が嬉しそうでよかったです。
公爵夫人が不意にこちらを見てきました。
「あなたがルーネの寂しさに気づいてくれたのね?ありがとう。」
「いえ、たまたまですよ。そして、ルナ様に幸せになってほしいだけです。」
「そう。その気持ちだけで十分よ。」
公爵夫人はそう言って笑い、ルナ様を抱き上げて元の位置に戻ります。…意外に力持ちですね。
「ルーネ、…たしか、フィーナといったかしら?」
「フィーナ・ミトセンです。」
「そう、フィーナね。覚えたわ。さて、ルーネとフィーナに大事な話があるの。しっかり聞きなさい。」