表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神竜と空色のルミオン  作者: なみだいぬ
第一章 魔術師の城の王女
11/23

魔術師の城の王女(11)

 レムは左指をパチンと鳴らした後、右指もパチンと鳴らした。そして、再び右手と左手を別々にヒラヒラとさせながら詠唱を始めた。


 耳の垂れた小さな白いウサギがレムの足元に跳ねながら現れた。次に暗闇の上空から少年にめがけて四メートルほどの巨大な岩が降ってきた。巨大な岩が勢いよく地面へ落下すると、地震のように周辺一帯が暫く揺れた。少年はすでに見切っており、後ろへジャンプして岩を回避した。


「ン……(こんな攻撃で倒せると思ったのか)」


 巨大な岩は中心から青い光を放つと、鈍い音を立てながら動き出した。見る見るうちに人のような形の岩へと姿を変え、立ち上がった。


「水石のゴーレムですじゃ!」


 竜の少年の前に五メートルはある青色に鈍く光るゴーレムが立ちはだかった。水石ゴーレムからは水が湧き出して滴っている。そして、両手を押さえるように全身に力を込めると大きな水の塊が四方八方へ飛び散った。今まで燃えていた城壁の木々が、その大量の水によって一気に消火された。


 耳の垂れた小さな白いウサギはピョンピョンと、まるで踊るように器用に跳ねた。


「お嬢様、ありがとうございます」


 何度も打撃を防いで疲労していたギムトスの顔に元気が戻った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ