26話:装備は用途で使い分けを
北「えらく久しぶりだな」
すいません、高2になると、いきなり勉強量が増えて、落ち着くまで時間がかなりかかりまして。
北「それはいいとして、何新連載始めたりしてんだ?」
それは……。
あっちは5年程前から日々構想を練ってていつ書こうか悩んでて、丁度いい機会だったから……。
北「ほぅ。ちなみに俺達はどれだけ時間をかけた?」
え〜と、思いつきとノリで。
北「やっぱりな……。
まぁわかっていたが」
キャラ違いません?
北「そんなことはないぞ?
つぅか、なんであっちは3話くらい連続で更新なんだ?」
やっぱ、書き始めは大切だから……。
後こっちは多分、あっちが行き詰まった時に気分転換で書くと思うよ。
どっちみち後ちょっとで一段落つくし。
北「そうか。まぁ頑張れ」
はい、ありがとうございます。
では長々と書きましたが、本編の始まりです。
北「あとがきでも話すぞ」
……マジ?
城でミオと王様達に別れを告げ、城門をでた。
「意外に静かだったねぇ」
おそらくミオのことを指しているのだろう。
まぁ納得はすぐしたからなぁ。
「そうだな」
「北っくん、何かした?」
本当にこいつ変なところで鋭いなぁ。
「何にもしてないよ」
「そう……」
なんか納得してないようだな。
まぁそれ以上聞いてこなかったからいいか。
しばらく歩くと木の下にうずくまるオレンジ色が見えた。
あれは……マールだな。
「今日はいい天気だね。
でも明日からは雨みたいだよ。
あ、でもあなた達は雨降った方がいいんだったね?」
…………ん〜。
やっぱ何かと話してるよなぁ。
「マ、マール?」
「はい?
あぁ、北斗さんでしたっけ。
待ってたんです。
私も連れて行って下さい」
いきなりだな……。
「私は別にいいぞ」
志摩さん。
「僕も問題ありませんヨ」
良平。
となりでイリエも頷く。
「お嬢さん。
素敵なオレンジですね!
どうです?
私と……ハグァ」
水橋。
……と稲葉。
「私も構わないよぉ」
姫。
……あんたらさ、仲間ってそんな簡単に決めていいものなのか?
でも、
「なんでだ?」
「アシナって方をご存知ですか?」
あぁ、大会で戦ったやつだ。
「私の兄なんです」
へぇ。
へぇぇぇぇ!?
そうだったんだ。
「な、なるほど。
でも俺らについて来ても、会えるとは限んねえぞ」
「大丈夫です。
兄さんああ見えてしつこいですから、また出てくるはずなんです」
……いやだな。
「わかった。
行こう。悪いけど時間を無駄にする気はないんでな」
俺達は再び歩き出した。
※ ※ ※
さ、寒い。
俺達は今、シベルリア雪原にいる。
説明するならとにかく白い! 寒い!
ちなみに俺以外はみんな鎧が耐寒仕様というわけのわからん設定のため、平気な顔をしている。
くそぅ、なんで俺のだけ耐熱仕様なんだ。
さすがに魔城に近づいてるだけあって、魔物の数は増えてきた。
つっても、ただの雪ウサギみたいなんが多いだけだけどな。
神器さまざまだよほんと。
相当あるいたと思ったころ、なんか遠くから犬のような鳴き声と何かを引きずるような音が聞こえてきた。
「なんだ?」
俺達は立ち止まる。
徐々に音は近くなり、その姿もあらわになった。
ソリだ。
犬みたいなんが引っ張っている。
乗っているのは、赤いショートカットの女だ。
袖の長い黄色い服を来ていて、金色のネックレスが目立つ。
「お前ら、何者だ!?」
おお、ここまで男口調ってのも最近見かけないな。
答えに困っていると水橋がスッと前に出て、
「凛々しいお嬢さん。
私たちの名前などどうでもよいことです。
私たちに重要なのはあなたのお名前……ハグァ」
なんかパターン化してきたな。
あれだ。 ポ〇モンみたいだ。
……でもこっちの止め方のが数百倍エグいな。
「な、なんだこいつは?
まぁいい、それよりも何をしている?」
「魔城に行こうとしているんデス」
良平が答えた。
「何?
そうか……ならいい。
止めて悪かったな」
「あんたは何?」
「私か……?
私は今気まぐれでシベルリア雪原を保護している、『ADD』のリーダーだ!」
……気まぐれかよ。
なんか変なのに絡まれたなぁ。
ここは適当に流すか。
「そうですか。
頑張って下さい。
では俺達先を急ぎますんで」
「待て!
お前達、困った時はここに連絡をいれろ!
詐欺から強盗までなんでもやってやる」
全部犯罪じゃねぇか!
「冗談だ。
なんでもやってやるから困ったら連絡しろ!
じゃあな!」
そう言い残して、女は去っていった。
名前聞くの忘れてたな。
俺は渡された名刺を見る。
アリマス
……としか書かれてない。
名前……だよな?
どうやって連絡するんだよ!?
「生島ぁ、早く行くぞ」
どうやら俺はずっと名刺を見てたようだ。
「はいはい」
俺は歩き出した。
※ ※ ※
なんやかんやあったが、やっと魔城にたどり着いた。
うん、ほんとに色々あったよ。
……で、たどり着いた魔城がなんでこんなにメルヘンチックなんだよ!?
なんでピンク色の空に綿アメみたいな雲が浮かんでる?
なんで城門がぬいぐるみ達に囲まれている?
くそっ、やる気起きねぇ。
他の面々もポカンと口を開け、その城を見ていた。
「と、とにかく突入だ!」
「おー」
そりゃ棒読みにもなるよな。
俺達は帰りたい気持ちを抑え、城門に向かった。
ちなみに城門は相変わらず名前の定まっていない志摩さんの必殺技で難なく突破できたよ。
え〜……ご覧のように、場面切り替えの方法を変えました。
じっくり読み直して、分かりにくかったので。
今までのも時間を見て、直せればと思います。
北「ちゃんと読み直したのか」
うん、やっぱり設定が不安になる時があったから……。
でも自分の作品で笑ってしまったよ(汗)
北「別にいいんじゃないか?」
えっ?
北「所詮小説なんて自己満足の世界なんだよ。誰が見てようが最終的には自分に満足できる小説が書ければいいんだ」
何格好いいこと言ってんだよ。
北「実際この2ヶ月でそう思ったろ?」
まぁそうだけど。
評価依頼とか宣伝とかしてたのがなんか恥ずかしくなったし。
北「まぁ、公衆の面前に出している以上他人の意見も大切だ」
それもそうだね。
さて!
『ファンタジーでいこう!』も佳境に入って参りました。
亀更新ですが、よろしくお願いします。
後もう一本ーーこっちと大分路線が異なりますがーーもよろしくお願いします!