LAST FILE2/2 死の裏側、1000年の記憶
最終回:死の裏側、1000年の記憶
「で、デアトイフェル完全に沈黙。司令との交信も途絶えました・・・・。さらにワ爆の爆発の確認されましたが洋上で鎮火したもようです。」
「おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
飯島の悲壮な声が空母、世界中を包んだ様にもみえた。
南部軍もこの状態には撤退を始めるだけだった。
しかし、遅れてしまったのだ・・・。
ドッ!
「ッ!?」
短い揺れの直後に来る恐怖。
「こ、攻撃だ!」
「南部艦隊は撤退したんじゃなかったか!?」
「きょ!極東が落ちてる!?」
飯島が見たのは―。
大きく角度を傾け・・・。
地上に落下していく極東の姿。
と同時にグワンと来る揺れ。
そして、付いて来る浮遊感。
「そ、総員!衝撃に備えろッ!!!」
と言う飯島の司令の直後に・・・。
ドッガーーーン!!
身と身がぶつかる。
「うわぁ!?」
飯島は思わず手を離してまう。
ガッ!
「ッ!?」
直後に攻撃で吹き飛んだボルトがめがねを通して直撃。左目が見えなくなる。
そして、直後にガラスを突き破り・・・。
その身を空中に放つ。
ドンッ!背中に衝撃が走ったのは直後だった。
そして、眼前に広がるのは落下し炎上・爆発した空母と極東。
「はぁ・・・はぁ・・・。」
そして、飯島のその場で絶命してしまった・・・・。
□■
エリア王国には名前も何も書かれていない墓がある。
ウィニー・パディントンはそこに立っていた。
その墓は1000人近くの人間が弔われており、数人はウィニーも知っていた。
そこにそっと花束を置き、今度は別の墓へ向かう。
今度の墓は先刻とは違い「ヒューズ・イノセント」と表記されている。
そして、さっきと同じ花束を置き「記録が終わりました・・・。」と言い残す。
完




