表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ワンダーリアル  作者: 淡水
続・第七章:セントラル衝突浅田視点編
50/80

FILE:50 男の決心

FILE:50 男の決心


「良し。ウィニー。ステルススーツを貸してくれ。」

ウィニーはそれにすぐ応答し、それを渡す。


「ここからは手動になるが・・・。」

浅田は少し不安そうにスーツを着用する。

ダッ!と後方から前方へ駆け出す。


「既に新たな目標か・・・。目標1時方向か。距離150あるか無いか?だが、既に攻撃隊形と言ってもおかしくないな・・・。」

編隊を組んでいる飛行隊を見つつ、浅田は一人銃を構える。


ダンッ!ダンダンッ!


突然その音がなりだす。地上には目を張っているつもりだったのだがそれは陣形を崩す一手となっていまう。

一気に陣形が崩れるのを確認した浅田はさらに発を重ねる。

射撃が終わる頃には陣形を形成する人間の姿など無かった。


「死ねッ!」

「え・・・?」

その短い殺害予告が戦闘を眺めていたウィニーを襲う。


「ぎゃぁぁぁぁ!」

しかし、それを予告した男は呆気なくイノセントに殺害されてしまう。

「す、すみません!」

「気をつけろよ。」


スーツを脱いだ浅田を迎え、彼らは基地へと足を進める。


北部軍 飛行隊基地。

そこにあったのはガランとした空間。

恐らく編隊の多くが派遣されて、この通り人間が居なくなったのだろう。

「・・・。警戒はしておこう。」

浅田はライフルを、イノセントは双剣を、ウィニーは短剣をそれぞれ手にしてゆっくりと進む。

しかし、予想に反した事に本当に誰もやってこない。

そうして、彼らは遂に山頂にある主倉庫へと足を運び出した。


山頂の主倉庫付近。

「出入りが激しいな・・・。」

浅田は上空を飛ぶホウキが上に近づくにつれだんだん増えていることに気がついていた。

「そうですね。それだけ今の主倉庫と連絡所がどれだけ重要か・・・ということですね。」

「軍は’あれ’に気がついてるのかい?」

浅田はその慌ただしい原因がワ爆にあるのか戦争自体にあるのかウィニーに聞く。

「恐らく、重役以外は・・・。」

「よくある話だ。」

イノセントはウィニーが何故言葉を濁したのか一瞬で理解出来た。


「主倉庫のゲートだ。」

そこには魔法陣が型作って出来た魔法のゲートが囲んでいた。

「解除出来るかい?」

まさにウィニー・パディントンの十八番とも言える状況下。

ウィニーは直ぐに作業に取り掛かる。不思議なことにゲート付近は静かなものだった。


「切れましたッ!」

の声が聞こえた瞬間―「敵襲だッ!!!!!」

その声が轟いた。


「ちっ!罠だ!身を隠せッ!」

イノセントが周囲に伝え、影に身を隠す。

「す、すみません。不注意でした。」

「構わん!今は隠れろ。」

クリアリングが開始される。兵士達は刀を出して周りに目をやっている。



「逃げられたか!」

そんな声が出た瞬間にクリアリングが外される。と途端に再びゲートが出現する。

「・・・ゲート結構高いですよね。」

ウィニーが張られたゲートの高さから飛び越えるのは不可能だと予測した。

「待て。あの兵士を見ておこう。」

イノセントが一人の兵士に目を向けている。兵士はゲートの近くをウロウロしている。

すると、下の堀に身を降ろしその直後堀に穴?があるのかゲートの向こう側にいる。


「しめた!あれだ!」

全員が一斉に出ようとしたところで、浅田が止める。

「ここからは私が行くよ。スーツもあるしね。」

「ですけどッ!」

「あれを破壊するのはある意味私の仕事だ・・・。」

浅田はスーツを着ると止める間も無く、茂みから出て先刻の兵士と同じ行動を取る。

勿論、その姿はイノセント、ウィニー始め誰もが捉えること出来ない状態だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ