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ワンダーリアル  作者: 淡水
続・第七章:セントラル衝突浅田視点編
49/80

FILE:49 VSアベンズ Part2

「同時方向から新たな目標ッ!アタックポイントまで距離、30!」

ウィニーの声が一気に緊張を増せさせる。


「目標の数は?」

「目標の数、増加!15ッ!」

ウィニーと同時に浅田の緊張も増す。


「ちっ!」

その頃、イノセントは右肩に傷を負ってしまっていた。地上の敵も膨大な数で、それは今や30にまで数を増やしていた。


FILE:49 VSアベンズ Part2


「・・・。まだ道は長いというのにッ!」

イノセントは己の全身に奮いをかける。と同時に、傷を負っている右肩に全身の力を込める。

それを今一度に横にスライドさせる。


カンッ!


しかし、それは無念にもアベンズの兵士によっていなされてしまう。

「ぐッ!?」

思わず痛みに声を上げてしまう。


「流石、精鋭部隊・・・。」

両手の双剣を何故か両手に引っ込め、そして、同時に指と指を間を破って4本の剣。それが両手。

計8本となる。


「数を増やせばいいと言うわけでは無いッ!」

「無双乱舞・・・。」

その相手の挑発を無視する様に、手の甲の紋章が今まで一番の光を放つ。


グッと腰を下ろし、砂埃を上げて一瞬の内に5mほどを無音が移動するイノセント。

その方位5m内にいた兵士たちは最初イノセントが何をしたのか理解出来なかった。だが、直ぐに理解出来た。

自分たちの体に無数の傷が深く深く入れ込む。


「がはっ!?」

瞬間的な死の直感。それは兵士達に断末魔を上げることさえ許さない。


「はぁ・・・はぁ・・・。」

その攻撃は30もの人間を一瞬で死体へと変える。


イノセントは息を切らせながら、浅田の方に目をやる。


「目標ッ!アタックポイントに突入ッ!」


ダンッ!ダダダンッ!


ダンッ。

先刻と同じ周期的な、銃弾の音はまた先刻と同じように陣営が崩れていく。


「ヒューズ。大丈夫か・・・?」

空の戦闘は直ぐに終結してしまう。驚きと冷静な判断がそれを見事成したのだろう。


「・・・大丈夫です。自分の魔力程度ではしれてますが応急処置程度は・・・。」

「そうか。ウィニー。君もよくやってくれた。初めての割には素晴らしい。」

「いえいえ・・・。出発前に教えてもらったまでです。」

出発前に観測手として、いろいろ話を聞いていたウィニーは少し嬉しそうにそう誤魔化す。


「さて、何とか凌いだな。後はツェルト山脈に行くというわけだ。」

浅田は基地から望む遥かな山脈に目をやる。


ツェルト山脈。

「そういえば、君はどうやって主倉庫まで向かったんだ?」

今更ながら、あれほどの派手な戦闘をやってのけて一人で向かったときウィニーはどういしたのか気になったのだ。


「これです。」

ウィニーが取り出したのは一着のスーツ。

「ステルススーツ・・・あぁ。ヘル・エリアに潜入したときの・・・。」

浅田には直ぐにそれに検討がついた。


ヒュゥゥゥゥン・・・。

何かが空を裂く。

「アベンズが殺られたッ!」

「偵察機を一機送れ!」

そんな声がかすかに聞こえた。


「中腹の飛行隊基地はあそこですね・・・。」

ウィニーが曲がり角を指差す。


「・・・そんな急には休めない・・・ということですな。」

イノセントが少し右肩に目をやりつつ、次なる戦闘に準備を始める。


「おい!そこ誰だッ!」


その怒声が三人を駆け巡った。

「敵だッ!」

偵察機は、飛行隊基地のある方へとホウキを飛ばす。


「・・・地対空戦闘準備良し・・・ッ!観測手・・・頼む。」

「はっ・・・。」

再び、ウィニーは双眼鏡に目を当てる。


「・・・目標、数40!アタックポイント突入まで距離30!」

「ヒューズ。カバーを宜しく頼むよ。」

空への対抗にイノセントはあまり向かないと考えたが、地上から責められたのでは話にならない。

そう判断し、再び地上はイノセントに任せる。


「目標ッ!1時方向よりアタックポイント突入!距離150!」

「了解。狙撃を開始する。」


「目標のテレパシーに潜入!こちらの武器を知ってます!」

ウィニーがそう伝える。

浅田はその表情を変えず、狙いをつける。


ダンッ!ダンダンッ!!

空を飛ぶ銃弾。しかし、遅れて行動を開始す飛行隊はその編成を崩さず銃弾を避ける。


「目標の回避を確認。目標、距離100!」


ダンッ!ダンダンッ!

再び銃弾を放つ。


「目標の回避を確認。目標、距離70!」


「私が殺りましょう。今のうちに後方に下がってください!先ほどの’あれ’を!」

イノセントがいつの間にか、狙撃を行ってるより少し高い崖に登っていた。


「了解・・・。任せたぞ。」

銃を、双眼鏡を、それぞれ手に持って後方に回る。


「目標、視認。距離40!30!20!」

ダッ!その瞬間、イノセントが宙に舞う。


クルクルとその擬音が当てはまるようにイノセントはその身を一回転、二回転と回転を重ねる。

そのまま、一人の兵士に縦から傷が入る。


「目標ッ!一機迎撃!浅田さん今です!」

ダンッ!


一人の死が生んだチャンス。放たれた銃弾はイノセントの横を通り抜け、別の兵士に。

そのまま、着地体制に入るイノセント。


ダンッ!ダンッ!ダンダンッ!


ダッ!


銃が轟音を立て、チャンスを物にするため放たれる。


「目標の迎撃を確認!」


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