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ワンダーリアル  作者: 淡水
第三章:南部作戦発動編
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FILE:22 志木への手紙

「こちら、F-15Jッ!上空に敵を視認ッ!」

「こちら、本部。攻撃してくる者には発砲も許可する!」

了解とだけ良い、F-15DJパイロットは既に攻撃を初めて来ている光の里の兵士に向かって、JM61A1 20mmバルカン砲を撃つ。

「「ぐわぁぁ!!」」何名かが地上に墜落していく。

「ちっ。外したかッ!」

しかし、誘導性を持たない20mmバルカン砲ではおとせる数にも限りがある。


「大島ッ!下方より、敵一体浮上!」

「浮上ッ!?」


ゴオォォォォ・・・・。


F-15DJのその豪快な音の元、真下に光の騎士団員がいた。大島は生憎にもそれに気づかず、

大島と複座の後ろに搭乗していた島岡マナブパイロットに衝撃が走る。


「被弾!」


その音声が他の戦闘機や管制室に流れた。

「イーグルはどうだ!?」

「大丈夫ですッ!我々の奇跡の結晶・・・ここで崩すわけにはならない!!!」


「短距離赤外線誘導ミサイル AIM-9 サイドワインダー発射許可を!」

「許可する!」

先刻の兵士をバルカン砲で射撃した直後、外した兵士に向かって、白い煙とともにF-15DJを離れるミサイル。それはすぅーっと目標を追い続ける。


「来たぞッ!’神の矢’」

だが、一瞬の隙。それが確かに大島達の中にあった。


光の騎士団員の一名が戦闘機宛らの旋回を見せる。Gなど関係無いか如く。

そして、そのまま光の閃光がジェット機部分に直撃する様に撃つ。

だが、速度の計算など直ぐに出来るわけなく、閃光はジェットを逸れパイロンタンクに直撃する。



「被弾!パイロンタンクが撃たれた!!燃料がどんどん減っている!」

「こちら、管制室。大島、島岡の搭乗するF-15DJに帰還命令を出すッ!」


□■

早乙女基地 地上ゲート前。

「志木さん!こんな時にどうされたんですか!」

抜かりなく警備が当てられているゲートの前に志木がいた。


数十分前、志木の精神下にあるテレパシーが入っていた。



―君に手紙がある。クロム・グランド考古学者からだ。中身は確認していない。


イノセントから入ってきた、そのテレパシーを飯島と西に説明し、直ぐに地上ゲート前にいた。

「事情は分かった。待っていてください。」

志木は礼をし、再び空を見上げた。


ヒュゥゥゥ・・・。

「護衛も無しにッ!?」

上空に見える一つの影。ホウキに跨るイノセントの姿。


「ふっ。私に護衛をつける兵力があるわけなかろう・・・。これが手紙だ。」

「まさか、今になって友人のクロムから手紙とは・・・結婚でもしたんですかね?」

と少し、笑み含みな志木。だが、その顔には少し汗が出ていた。


それを拭いつつ、手紙の封をきる。

「では、私はこれで・・・。」

本当は気になるであろう中身を敢えて聞かず戻っていくイノセント。


しかし、このイノセントの偶然の選択これが後の志木の動きを決めていた。



表明には確かに「クロムより」と書かれている。


【我が友、志木。エリア王国の宿屋以来かな?あの時は拘束などして済まなかった。私は今、ノースアンゴルにいる。旅の目的はデアトイフェル遺跡に向かうこと。もう一つは・・・。君にしか出来ないと思っている・・・・・・・・・・・・・・・・。大和タケルより。】


志木の手は確かに震えていた。そして、いきなり走り出した。


「おい!何をッ!!」

見張りの兵も当然引きとめようとする。だが、ザァーーー!。突然のスコール。

志木の姿は一瞬で眩んでいった。



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