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ワンダーリアル  作者: 淡水
第二章:暗殺阻止編
19/80

FILE:19 5名の帰国

銃の衝撃に思わず倒れる西。

右肩から激しい出血。


―俺は・・・。


心の中ですら浮かばない言葉。


「貴方は二度後悔した・・・。一度目は森の里との戦闘で傷ついた私を救ったこと。二度目は・・・今撃てなかったことだ。」


次第に薄れる意識。


そして、完全に遮断されてしまった。


□■

エリア王国 医務室。

「は!」

西は飛び起きた。それは先ほど見たもう覚えも無い悪夢に襲われたからだ。


「・・・。大丈夫か?」

「ここは・・・?」

「エリア王国 軍所医務室だ。」

まず、最初に目に映ったのはイノセントの姿。


「や、大和は!?国王は!?」

「大和タケルは不明。ブラット国王は・・・頭を何かで直接攻撃されて即死状態だった。」

西は自分があの時、ピクシーの目の前で撃ち抜いたマネキンを思い出した。


「・・・後任の国王はまだ決まらないな・・・。だが、犯行グループは検挙。実行犯は死亡したから私個人の依頼はこなしてもらった。それに関しては礼を言おう。」

「・・・。部隊の人間は?」

周りには誰も見当たらないことに気がついた西はイノセントに聞く。


「・・・何しろ1週間も眠ってたんでな。今は宿屋で待機してるよ。」

「・・・そうですか。」

では。とだけ残して、イノセントは医務室を後にした。


「元気そうで何よりです・・・。」

イノセントと交代で中に入ってきたのは、志木。

「あぁ。えらい代償を払っちまった。」

「その様子では暫く任務はこなせそうにありませんよね。」

固定された右腕に目をやり、くっくっくと笑う西。


「そのようだな。」

「・・・今回は残念な結果になったが・・・。取り敢えず基地に戻ろう。」

それを聞くと志木がごそごそと荷物を出す。


「なんだそれは?」

「国王の遺骨の一部です。我々にも多少の容疑がかかってますし、一時と言えど我々が国王と一緒にいたことは違いありません。弔いましょう。」


□■

フォースノーツ郊外。

「・・・エリア王国王 ブラット・エリア王に敬礼ッ!」

西を除き、全員が右腕を頭に持っていく。


早乙女基地。

「西中尉始め、他4名に敬礼ッ!」

先ほど自分たちが行なった敬礼が今度は隊員全員から送られる。


「南部作戦のことは聞いているか?」

「・・・はい。」

浅田の顔は険しい。それだけ厳しい闘いなのかも知れない。


「国王のこと、大和のことが気になるのは分かる。だが、南部決戦は大きな戦闘と予想される。志木君に聞いたところ、海の里がいるセルノーツ南部の島々にも小さな王国があるらしい。大きな戦闘でどれほど被害が出るか分からない。彼らを戦争に巻き込まない様に南部決戦を早期休戦させる・・・。」

「分かっています。一つの人命を守れない程度では・・・国を守る資格など無いと考えてますので。」

浅田は西のその発言に満足そうに頷いた。


「海軍がいない以上、陸か空。陸では森の里とやらに勝てるか分からん。空しか無い。南部作戦は我々空軍の仕事だ。今度はしっかり支援してくれよ?」


出迎えに来ていた飯島が部隊に言葉を送る。


「・・・現在より南部作戦の発動を早乙女基地空軍より宣言する!」

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