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ワンダーリアル  作者: 淡水
第一章:絶対防衛ライン突破編
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FILE:10 悪魔の里

「ちくしょう!どうなってるッ!?」

大和があせるのも無理は無い。西も全く同じだったから。

「ピクシーッ!おい!・・・返事が無い!?―ちくしょうッ!!!妖精殺しかッ!?」

「よ、妖精殺し?」

ピクシーが概ね妖精の類と感知していた西にはその妖精殺しがどれほど思いのか理解できなかった。

「妖精は土地を統治してるんだ。一つの里に幾つかの妖精。それを束ねる100の竜・・・。竜と会った人間は聞いたことないがな・・・。そして、妖精殺しなんて出来るのは友軍の空の里だけ・・・。」

「・・・じゃ、じゃあ・・・。」

「火の里は土地として復活することが出来ない。取りあえず長老の家に向かうぞ!」

言葉に繋がり西も大和の後を走る。


「ちっ・・・長老も殺られてる・・・。」

そこにも転がる遺体。それは長老というのにふさわしそうな男性。

「大和・・・かッ!?」

大和を呼ぶ声。それはすぐ隣の薄い布で仕切られた様な場所。

「志木ッ!」

「おい!隣のは・・・悪魔の里の・・・!」


□■


早乙女基地 管制室

「基地上空に反応ッ!」

「何ッ!?地上部隊は警戒態勢に移行」


西、大和が火の里に出向いている頃、基地にも異変があった。

「服装等から光の里の者かと!さらに指先で何かを描いてます!」

「・・・警戒態勢を維持。攻撃を確認次第戦闘態勢へ移行。」

しかし、光の里は何かを書き残す様に文字を書き綴る。


「・・・打電らしき反応。通達します、光の里より入電。」


―貴様たちの目的は知らないが、これ以上危害を加えるならば’悪魔の里’と認定し、攻撃を開始する。


「悪魔の里・・・ッ!」

「放送を流すぞ!」


―我々はただ迷っただけだ!一瞬違わずお前たちと同じ人間だッ!


「人間だ・・・そうです。」

「・・・分からん。戯言の可能性だって否定出来ない。だが、噂通り科学を使うことが出来るようだ。見たことも無いものばかりずらりと並んでいる。」

光の里の兵士 榊ハチロウは地上に並ぶ戦闘機などに指を指す。


「光の里の兵士たち帰還確認!」

「オールグリーン。戦闘態勢を解除する。」

基地全体に流れるどっとした安堵感。


□■

「記述で残っている。悪魔の里の民だろう!?」

火の里の生き残り 志木カンタはえらく焦った表情で西に視線を送る。


「悪魔の里というのはな・・・。」

そこで西が口を挟み語ったこと。


昔、ある時空間を転移させる種族の最後の一人。後に悪魔と呼ばれた男がいた。悪魔と呼ばれた男の仕業なのかはたまた神の仕業なのか、早乙女基地の様に突然この地に姿を現せた者たちがいた。悪魔はそいつらの長となり悪魔の里と自称した。しかし、対峙したことの無い敵のお陰で海、森、空、光の同盟軍は簡単にやられた。最後の救世主となったのは封の魔法を使う最後の女の子。女の子は命と引き換え悪魔を封印した。


と、言われている。そして、再び悪魔の里の様に幽霊の様に現れた早乙女基地を里の連中は悪魔の里では無いかと考えていた。


「こんなこと言うのもなんだが、俺たちは脚もあるし、必要以上にお前たちに危害なんて加えてない!俺たちは単なる迷い人で単なる人間だぞ!」

「分かったさ。だが、心配だ。私も一度そこに向かわせてほしい。」

志木の願いを安く受け取る西。そこで大和が西に問う。


「先に黒火液だろ?」

どこかの鍵を持って早速そこに向かおうとする大和に志木も西も着いていく。

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