(おまけ)異世界の戦闘と登場人物の説明
ここで一度解説(^^)
イレギュラー投稿なのでいつもと違う時間に投稿です
長くなってきたので、
一度ここで戦闘のルールと登場人物の解説を入れさせていただきます。
★戦闘のルール
この異世界における戦闘には、公式と非公式の二種類が存在します。
公式戦(アリーナ戦): 主に各地に存在する闘技場で行われ、審判の監視のもと、公開形式で実施されます。アリーナ内には、挑戦者の安全を確保するためのバリアや回復ポッドなどの設備が完備されており、能力を競い合うスポーツ競技場的な場であると考えられます。
戦闘用アンドロイド以外の生物については相手を倒す(=殺す)ことはできないシステムになっており、HPが0になると自動的にリング外にワープさせられHP1でよみがえります。
今回、不知火彰人が挑んだビギナーズ・スクエアは、新人向けの公式戦が行われる場所になります。ここに勝利することで ランキング が上がり、各国に設置されているアリーナで、 高レベルな 挑戦者との対戦が可能になります。
アキトはビギナーズ・スクエアで勝利をしたので、各地の競技場で戦闘ができるようになりました。
非公式戦(アリーナ外戦闘): 闘技場外で行われる戦闘です。
非公式と言っても、この世界には特異な安全機構が存在し、システムが非公式な戦闘と認識すると、自動的に戦闘に関与した者を近くのアリーナへと強制的にワープさせ、審判の管理下で戦闘が行われるようです。これは、街中などでの無秩序な戦闘を防ぎ、一般市民への被害を 最小限 に抑えるための安全対策であると考えられます。
ただし、アリーナへのワープは絶対ではなく、特定の結界内や、管理システムに認識されない特別な条件下では発生しないケースもあるようです。
この場合、HPが0になると復活せずに死んでしまうので注意が必要です。
★戦闘における能力とスキル:
この世界の住人や転移者は、レベルやINT(知力・コード解析能力)といった基本的な能力値の他に、「スキル」と呼ばれる 固有 な力を持つことがあります。
スキルの種類や効果は個体によって異なり、物理的な攻撃力や防御力を高めるもの、魔法のような 特性 を発揮するもの、情報解析や精神操作に特化したものなど、多岐にわたります。
アキトの固有スキル「超高速デバッグ」は、敵のプログラムコードの脆弱性を視覚的に捉え、 超高速 の速度で修正・改竄することを可能にします。
また、「脆弱性エクスプロイト」「相撲心理分析」「深層コード解析」「世界改変AI構築」といったスキルを組み合わせることで、直接的な身体的な戦闘能力が低くても、知略と情報操作によって格上の相手を制することが可能となるようです。
審判は、戦闘の開始を告げる際に「ハッケヨイ、ノコッタ!」といった独特の言語を用いることがあります。また、アリーナのシステム自体が、挑戦者を試すような試練を課すこともあります。アキトの初戦では、Linuxの基本的な知識に関する問いが出題され、正解することで一時的な防御シールドを得る機会が与えられました。
★今回登場したキャラクター
不知火 彰人: レベル1の挑戦者としてアリーナに現れた青年。前世界ではSEとして働いていた。
異世界に転移後、自身の高い INT(知力・コード解析能力) と、敵のプログラムの脆弱性を 視覚化 し、 超高速 な速度で修正・改竄する固有スキル「超高速デバッグ」を活かした、物理的な戦闘に頼らない独自の戦い方を見せる。バグ修正ではなく、本来あるべきコードの書き換えに 戦略 を練ることに楽しみを感じ始めている。アリーナのシステムや敵の挙動を、まるで自身が開発に携わったプログラムのように解析する 彼の 能力は、周囲を驚愕させる。
リリス: アリーナの審判の傍らに控える謎の存在。 冷たい 眼差しを持ち、アシスタントの小鳥型のピットを従えている。挑戦者の能力を冷静に分析し、規格外のINTを持つ彰人に強い興味を示す。
レベル5のスクラップゴーレムを対戦相手に選んだ張本人であり、その真意は不明。アキトの 潜在能力 を見抜き、心理戦の基本を教えた。その風貌は、彰人にとって忘れられない初恋の相手「雪菜」に酷似している。彼女がアリーナのシステムに深く関わっている可能性も示唆されている。
審判: 東洋風の装束を身につけた、長い白髭を持つやせ型の老人。闘技場における戦闘を公正に裁く役割を担っている。古風な言葉遣いを好む。レベル1の彰人がレベル5のゴーレムを、直接的な破壊ではなく支配下に置いたという前例のない事態に驚愕しつつも、精神的な戦闘の可能性を認め、 彼の 知略に わずかな 期待を寄せている。彼の過去や、アリーナのシステムにおける 彼の 役割は謎に包まれている。
バグジロウ: 彰人がこの世界での移動に使うホバーカー。 人工知能 を搭載しており、かつては熟練したドライバーが使用していたが、あまりにも口うるさく、操縦に細かく文句を言うためリプレイスされた。バグを探知し、軽微なものであれば自律的な改修も可能。皮肉屋な一面があり、彰人との掛け合いはどこか漫才のようである。
ピット: リリスのアシスタントを務めるアンドロイドの小鳥型の存在。「ピピカチャ」が口癖。感情表現は豊かだが、 電子的な 音声のため、 小さな ニュアンスが伝わりにくいこともある。バグジロウのエンジン音や皮肉めいた言動を嫌っており、しょっちゅう 口げんかをしている。リリスに対して 絶対的な 忠誠心を持つ。
マリカ: 11話に登場した宿屋の娘。年齢は15歳で、仮想現実空間での授業を受ける学生。異文化コミュニケーションに興味があり、アキトに対して好意的に接する。
宿屋の仕事を手伝っており、 異世界の情報 に詳しい。アキトにとって、この異世界における最初の友人の一人となるかもしれない。
次からは普通の投稿に戻ります。