記録神の端書3
――人物――
クロム
本作主人公。以前から探していた銀の髪の女の正体を見つけ、過去も少し知れた。
ただし、森林神の使徒ハイラルを直接でないとはいえ殺しているため神殿とは距離を置きたい一方、海神の使徒ランカに頼られて神殿によく赴いている現状に頭を抱えている。
ヘルリック
かつてクロムを迷宮に出合わせた行商人。バティンポリスにはブラインを支えるために来ていた。
ブライン
ヘルリックの商いの弟子。実家のチラード道具店を継いで、自身の名を冠してブライン道具店に改名した。ヘルリックに師事を乞い、職人との伝手を広げながら商人としての腕を磨こうと必死になっている。
〈遠洋の灯〉アーノルド、ヘレン、マルロ、ミネ
四級探索者パーティ。ひょんなことからクロムを手伝い、海神祭初日には一緒に行動をした。押せ押せ行け行けの精神なのは一件温厚に見えるヘレンとマルロ。見た目は厳ついが慎重なのがアーノルド。見た目通りおとなしいのがミネ。
ミネはマルロが好きだが、唐変木のマルロは気付いていない模様。アーノルドとヘレンはその様子を見てやきもきしている。
ドレーク・パキラ
都市バティンポリスの領主。貴族らしかぬ荒々しい態度と言葉遣いをする。手駒だった〈水絡みの蔦〉が手を離れたため、ランカを守るべくクロムへと護衛依頼した。
政敵マーレイア家の弱体化を狙うとともに、バティンポリスの神殿への干渉を目論んでいる。
ランカ・パキラ
今代の海神の使徒。クロムを地下神殿へと導き、探し人である銀髪の女の存在を示した。周囲には隠しているが、寝ている間だけあり得るかもしれない未来を見ることができる。
ザンジバル・パキラ、ボスポラス・パキラ
ドレークの息子たちでランカの兄たち。ザンジバルが次期領主、ボスポラスがその腹心を務める。近頃ザンジバルに仕事を多く回している割に、ランカとの交流が減っているドレークをあまり良く思っていない。
シュフラット・マーレイア
都市バティンポリスの古株貴族。先代は帝国樹立の際には帝王と対立したため、帝国樹立に伴い大領主位から男爵に落とされた。過去の栄光を取り戻さんと画策する。
アゼル・マーレイア
都市バティンポリスに構える神殿の神殿長を務める男。信仰を奉げた神は秩序神イリアオース。
本人は清廉潔白な人間だが、かつて粛清の陰で行った人事のせいで、パキラ家からは疑われ、周囲からは色眼鏡で見られがち。
ラッツ、レイン
アゼルに仕える神殿騎士たち。ラッツはクロムを以ってして強いと言わしめた。
ラピア
薄明と反逆の神。地上では当の昔にラピアの教えは棄てられているため知る者は至極少ない。
記憶を失う前のクロム(グラム)を使徒として大切に思っている様子。
――魔術――
疑心:自身の思考とは反対の考えが発生する。弱いものだと注意力を向上させるような使い方ができる。
召喚:供物を使用して召喚を実行する。
――魔獣――
顎鰐
サレオス迷宮の鰐型の魔獣。革が丈夫な革鎧になると評判。
遊空鮫
空中を泳ぐ鮫型の魔獣。遭遇率が低いが、神々の供物にできるくらいにはその肉は美味。
黄金猩々
突如バティンポリスに現れた黄金色の猿型魔獣。召喚した者の目論見通り、神殿の兵、追ってきた貴族家の兵士、有力な探索者パーティを崩壊させた。
高い魔術耐性と再生力、標的を定めてから標的を倒すまでの間標的以外から干渉されない(=あらゆる攻撃を受け付けない)〈決闘〉という特性を持っていた。
――道具――
空魚の首飾り
身に着けていると水中に長い時間いても息が続くようになる。
鰭の足環
身に着けていると泳ぎが速くなったり、抵抗を感じず剣を振れたりと水中での行動が容易になる。
調温の指輪
身に着けていると暑さ寒さを軽減する。
隠匿の耳飾り
身に着けた者は周囲三歩以内の者以外からは見えなくなる。
〈迷彩の鎌〉の上位互換にあたる。クロムは襲撃者を斬った際にちゃっかり二つ手に入れている。
――勢力――
各地の地方領主や使徒以外に独自に勢力を持つ者たち。
探索者協会
探索者と人間社会を繋ぐ仲介者。各都市間で提携しながら、時に国、大陸を跨いで活動する。迷宮を多く抱えるシラー帝国では特にその活動は活発。
詳細は端書2を参照
神殿
西大陸、東大陸問わず各地に存在する、神を祀る施設。長きに渡り人々に祝福を与えて心の拠り所となり、あるいは怪我や病気を治す治療院であり、時に発生する災害や魔獣を対策するための拠点になる。神殿自体は政治に関与せず、政治に関与されたくない。ただしその神殿で祀られる信徒が増えるなら、それはそれで構わない様子。
本拠地は霊峰山脈中にあることは有名だが、その内部については殆ど知られていない。
盤割の鎚
反神殿勢力。人間の未来は人間の手で手に入れるべきだ!神なんかクソ食らえ!という内容の思想を持っているため帝都、神々、神殿、神を信仰する無辜の民など方々に大変不敬(神殿談)。ある意味人間のことを一番に考えているとも言える。
クロムが対峙した襲撃者の話によれば、相当規模の大きな組織の模様。
2/1頃~ 4章「再会」




