表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

16/45

第十五話 ウィル、母の舞台を観る

ウィルが席へ着くと同時に、リヒテル王国国王夫妻、そして3人の皇子、2人の皇女が入場してきた。

リヒテル王国国民は皆、立ち上がり、胸に手を当てた。

ウィルも真似をしてリヒテル王国の王族を迎えた。

『エリーザは可愛い妖精のようだけど、国王夫妻は神話に出てくる神様と女神様のようだ。お兄さん、お姉さんも美しいな。皆、笑顔で幸せそう。国民に愛されているのが伝わってくる。僕も、リヒテル王国国王一族のような敬愛される王様になりたいな。』

ウィルが思いにひたっていると、舞台にスポットが当たった。

真っ暗な舞台から、一人の女性がスポットによって現れた。

ウィルは思わず息を呑んだ。

舞台にたつバレリーナは少女のように見えるが、ニーナ妃、そう、ウィルの母親だったからだ。

本日の舞台は「青い雪の伝説」という演目。

リヒテル王国に伝わる神話でもある。

ウィルが地下室で読んだ絵本、そして、エリーザとみることが出来た青い雪にまつわるお話だ。

ウィルは舞台をみつめた。

オーケストラの物悲しい旋律に合わせて、少女が踊り始めた。

一瞬で、観客はニーナの演舞に引き込まれた。

ステージの上に丘を再現している。

大聖堂の裏に続く丘のようだ。

ウィルは横目でエリーザを見た。

エリーザは、ニーナ妃へ釘付けになっていた。

ウィルはその様子を見て、誇らしげに思えた。

『僕のお母様は、本当に世界中の人を魅了するバレリーナだったんだ。

僕もいつか、人々が魅了するような芸術家になりたい。

その時はエリーザも一緒にいて欲しいな。』



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ