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その77

お話の続きです。どうぞ宜しくお願い致します。


週明けの月曜日の朝のホームルームで、唐突に席替えが行われた。

近々中学校生活最後の…って、それは、中3になった時点で全部そうなんだけど…まあ、とにかく、最後の「校内陸上競技大会」と言う名の運動会があるってのに。

担任のヨーコ先生曰く、「なんかいいかなあと思って。」と言う理由。

ヨーコ先生のテキトーさは、3年生になった時から薄々知ってはいたけれど。

まあ、でも、今の席や班になってから、結構経ってる気がするので、「それもいいかなあ。」なんて、僕は軽く考えていた。

あみだくじや、じゃんけん、奇数偶数などなど、様々な方法があるけれど、今回は「箱に入ったくじを引く」やり方になった。

黒板に、予め席の簡単な絵を描き、そこにヨーコ先生が右上から順番に番号を振って行く。

でも、そこはヨーコ先生、右上から真っ直ぐ下がると、そのまま横の列に番号を振って、突き当たったところから真っ直ぐ左上に行くかと思いきや、急に気が変わったのか、そこからの番号はホントテキトー。

教室のみんなは、「えーっ!なんで〜?」と口を揃えた。

全ての席に番号が振られると、今度はピンクのチョークで5〜6人づつになるよう、先生が囲んでいく。

学級委員と副学級委員の2名と、書記2名でせっせと番号の紙を作っている。

ヨーコ先生は、教室に置いてある「備品入れ」のダンボールを教壇の上に置くと、ザザーッと乱暴に中の物を出して空にした。

「あわわわ、ちょっと、ヨーコせんせ〜!」と言いながら、前の方にいた女子達が慌てて、落ちて散らばったダンボールに入ってた、油性マジックのセットだの、画用紙に模造紙、黒板で使うでっかい三角定規だのを急いで拾っていた。

まあ、大して多く入ってた訳じゃないようだったので、大惨事にはならなかった。

「備品入れ」のダンボールに出来上がった「くじ」が投入されると、早速、近い人からくじを引いて行った。

後ろ側から「ずる〜い!」なんて声も上がったようだが、ホームルームの短い時間が過ぎてしまう為、文句があってもやり直しは出来なかった。

僕もくじを引いた。

今度はテルやヒロキと離れてしまった。

テルは男ヤマシタや、寿司屋の港さんとパン屋の八紘さんなんかと一緒の班に。

ヒロキは、坂口さんらと。

僕は女子のヤマシタさんらと一緒になった。


女子のヤマシタさんとは席が隣になった。

反対側の隣は、保健委員の辻さん。


女子のヤマシタさんは、席がだいぶ離れてしまった男ヤマシタを、やっぱりまだ目で追っていた。

そんなのが、僕にはなんだかちょっぴり切なかった。

最後まで読んでいただき、本当に本当にありがとうございました。お話はまだまだ続きますので、引き続き読んで頂けたら嬉しいです。どうぞ宜しくお願い致します。

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