表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
75/103

その75

お話の続きです。どうぞ宜しくお願い致します。

僕はちょっと「枠」みたいなものに、囚われすぎてたんだとわかった。

秋田さんが言ってた様に、もうちょっと緩く大らかにしてても大丈夫なんだって。

そう思ったら、妙なスッキリ感。

さっきまであんなにモヤモヤしてたのが、遠い昔に感じられる。


「住田君、ズボン似合ってるね。」

そう言う秋田さんも、授業で縫ったあの半ズボン。

「秋田さんも、すごく似合ってる。いいね!その柄。すんごく可愛い。」

笑って照れて「ありがとう!じゃあ、また明日ね!」と言うと、秋田さんは自転車でス〜ッと行った。

「さて!僕も行きますか!」

秋田さんからもらったスポーツドリンクのペットボトルを片手に、僕は再び走り出した。


あ…ズボン、褒められたのは嬉しいけど…今日、このTシャツだったあ…

どうでもいいにも程があるTシャツ。

走りながら、Tシャツの裾を掴み、上から前のプリントを見た。

ゴルフ場の絵。

は〜、後ろ、見られてなかったよね?よね?

多分、大丈夫、なはず。

背中側にはゴルフ大会の名称と日時。

これは流石に恥ずかしい。

そして、更に僕は気づいてしまった。

さっき、ヤマシタ達とも会っちゃった。

2人にもこのTシャツ、見られちゃったよね。

あああああああ。

誰かに出くわすなんて、予想もしてなかった自分。

知り合いに会うんだってわかってたなら、もうちょっと、せめてもうちょっとマシなTシャツを着てきたんだけどなあ。

これだもん。

急に恥ずかしくなると、僕はダッシュで家の近所のドラッグストアを目指した。


はあ、はあ、はあ、はあ…

ちょっと慌てて走りすぎたかも…

店に到着するも、出入り口の前のベンチの前で一休み。

縫う時、苦戦した脇のポケットから買い物メモと、エコバッグ。

空のペットボトルをバッグにポンと放り込むと、母に頼まれた買い物スタート!


メモを片手に売り場を巡る。

売り場の並び順に進むと、最初にトイレットペーパー。

僕は、カートにすればよかったと感じた。

嵩張るトイレットペーパー。

仕方なくそれを手に持ち、残りのめんつゆ、牛乳2本と最後に食パン2袋でようやくお会計。

ひとまずホッとしながら、台のところでのろのろと荷物を詰めていると、不意に誰かが背中を軽くツンツン。

誰?と思って振り向くと、そこにニヤニヤしている坂口さん。

え〜、なんで、よりによってこんなところで…

僕はすぐに悟った。

坂口さんがニヤニヤしている訳を…

最後まで読んでいただき、本当に本当にありがとうございました。お話はまだまだ続きますので、引き続き読んで頂けたら、とっても嬉しいです。どうぞ宜しくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ