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その56

お話の続きです。

どうぞ宜しくお願い致します。

僕の中ではどうでもいい人。

それが坂口メグ。

なのに、彼女は時折、僕の心に土足で踏み込んで来て、かき乱す。

散々かき乱したくせ、次の瞬間にはもう違う話をしだす。

なんなんだ?あいつ。

僕は、テルとヒロキに相談しようか迷った。

迷って迷って考え抜いた挙句、やめた。

きっと、坂口さんも何か特別な意図があって言ったんじゃないと思ったし、思いたかったから。

ただ言っただけ。

きっと、そうだ。

坂口さんって、そういう人なんだ。


先月から来ている教育実習の先生の授業も、残り僅か。

この次の2時間続きの家庭科で、終わる。

この学校の卒業生の先生は、とてもチャーミングで小柄な女性。

ヒロキは、「ああいうタイプ」が好きだと言ってた。

あ〜、わかる。

小柄で華奢で、色が白くて、ちょっとしたことで照れた様にくすくす口元を押さえて笑って。

大人の女性に失礼かもしれないけど、「可愛い」

顔はちゃんと見ると、別に普通なんだけど、仕草とかがメッチャ女子でいい。

先生のこと、好きになっちゃう男子は、結構多い。

多分、普段の家庭科の先生がおばさんで、でっぷりした「母ちゃん」タイプだから。

男子が可愛い教育実習の先生に惚れちゃう気持ち、手に取るようにわかっちゃう。

そう言う僕も、ちょっとだけ「いいな」って思ってるから。


教育実習の先生の最後の授業が、「ウエストがゴムの半ズボンを縫う。」だった。

だもんで、自分達で半ズボンの生地と、ミシンの糸を用意しなくてはならない。

僕とテルとヒロキの3人で、土曜日、手芸屋さんに行った。

そすと、同じクラスの奴らで、店内はいっぱいだった。

ダブルヤマシタは、2人で色違いでお揃いの、可愛いパンダの絵がプリントされた生地を選んでいた。

「ヤマシタ達、仲いいねえ。」と僕が言うと、ヒロキがすかさず「じゃあ、俺らもお揃いにする?」と言ってきた。

えっ?

お揃い?

驚いて、一瞬、嫌な顔をしちゃったかもしれなかった。

「あ、やだった?」とヒロキ。

僕は慌てて「あ、いや、全然、ぜ〜んぜん、やじゃないよ!むしろ、大歓迎!」なんて言って見せた。

「俺もお揃い大歓迎!出来上がったら一緒に履こうぜ!」とテル。

その会話を後ろで聞いていたらしい秋田さんと坂口さんが、「じゃあ、あたし達もお揃いにしよっかなあ。」だって。

秋田さんは、どうしてもテルとお揃いの生地にしたい様子。

「え〜っ!ずる〜!りな達がヒロキ君達とお揃いにするんなら、あたし達もお揃いにする〜!」

振り向くと、そこに「ヒロキラブ」の港さんと、八紘さん。

僕は「あ!」と思った。

家族で回転寿司屋を探しまくってた時、港さんの「港鮨」の前を通ったことを。

でも、港さんの家のお寿司屋さんは、回らないから高くて有名。

僕は心で「あん時はごめん。」と言った。

そして、「いつか宝くじが当たった時に、必ず行くから。」と、僕は、いつになるかわからない約束を、勝手に脳内でしたのだった。

最後まで読んでいただき、本当に本当にありがとうございました。

お話はまだまだ続きますので、弾きお続き読んでいただけたら嬉しいです!

どうぞ宜しくお願い致します。

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