その55
お話の続きです。
どうぞ宜しくお願い致します。
なんであんなこと聞いてきたんだろう?
僕は不思議でしょうがなかった。
坂口さん、僕がテミジカミジカちゃんのファンだったって、知ってるのに。
「あたしってさあ、テミジカミジカに似てない?」
ん〜…なんで?
僕がミジカちゃんのこと好きだったから、じゃあ、似てる自分のことも好きでしょ?ってこと?
そうなると…坂口さん、僕に「自分を好きになれ!」みたいな?
そもそもなんで僕に好かれたいの?
おかしいじゃん。
全然作りたくもないお守りを、嫌々作った相手だよ、僕は。
好きでもない僕にお守りを作ったけれど、自分を好きになって欲しい?の?
何、それ!
あ〜、やだなあ。
なんで、好きでもなんでもない坂口さんのことを、あれこれ考えてんだろ?
これほど無駄な時間ないよなあ。
あ〜、やめた、やめた、や〜めた!
馬鹿らしい。
テルのことが好きな秋田さんと、ホントなら女子同士でいたいくせに。
内心、テルのこと「邪魔」って思ってるくせに。
だけど、親友だから、一応、応援してはいるけど的な。
…あ…や…ない、ない、ないって、ないから。
僕の脳裏に「ツンデレ」と言うワード。
いや、ないって、坂口さんが本当は僕のこと好きだけど、ツンデレしてるって。
ない、ない。
今までのことを思い出したって、世の中で言われてる「ツンデレ」要素はまるでなし。
…だと思う。
あ、ちょっと弱いか。
ない!…と思う…けど…いやいやいやいや…
僕は、僕の心をかき乱す坂口さんを、ちょっぴり恨んだ。
それと同時に、なんで自分は坂口さんに「ミジカちゃんに似てる」と告げて、坂口さんが天狗になったら、今までみたいに普通に会話ができなくなって困ると感じたのか。
別に「似てるね。」って言ったって、困らないだろうに。
それでは、坂口さんの為にならないと思ったのか。
自分のことなのに、全然わからなかった。
最後まで読んでいただき、本当に本当にありがとうございました。
お話はまだまだ続きますので、引き続きどうぞ宜しくお願い致します。




