表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/103

その51

お話の続きです。

どうぞ宜しくお願い致します。

「あのさ、わざとらしいにも程があるよ!」

プンスカしている坂口さん。

僕は「ごめん、ごめん。」とヘラヘラ頭をかいた。

聞くと、秋田さんは小学生の頃から、テルが好きらしい。

きっかけは、坂口さんもわからないと言っていた。

中3になってやっと同じクラスになれたと、秋田さん、泣いて喜んでたそうだ。

そんなに好きなんだあ、テルのこと。

どうしても、どうしてもテルと仲良くなりたくて、お近づきになりたくて、それで必死にリサーチした結果、テルも秋田さんと同じく「アンニョン11」のペヨンちゃん好きと判明し、そこから、一生懸命情報収集して、テルに教える形で今なんだと。

秋田さん、本当は、そこまで、のめり込むほどのファンではないらしいのだが、「テルもファン」だからと、今、頑張っているそうだ。

へえ。

僕は秋田さんの涙ぐましい努力が、いじらしくて可愛いなと感じた。

だからって、好きになる訳じゃないけど。

引退最後の大会の前、自分達女子バレー部でお揃いのお守りマスコットを作ることになった際、秋田さんから「自分達のお守りももちろん作る。だけど、吉野君の分も作りたい。でも、自分1人で作って渡すのは恥ずかしいから、メグも一緒に作って誰かに渡して欲しい。」と頼まれ、白羽の矢が立ったのが、いつもテルとつるんでる僕だったと。

「そ、そうなんだ〜。」

だから、僕のお守りマスコットのパンダ、やる気なく作った感が漂っていたはずだと思った。

それと同時に、テルのお守りマスコットの裏側の「がんばってね」の「ね」の後ろの、小さな赤いハートは、秋田さんの気持ちがたっぷり込められていたんだとわかった。

女子って案外可愛いんだなあ。

僕はそう思った。


そんな話から、僕と坂口さんは少しづつ話をする様になった。

「…へ〜、住田君、ノボリ坂37チームにいたテミジカミジカが好きだったんだあ、へえ…あ、あの、37って何?あのグループ37人もいる?」

坂口さんのその質問に、僕はえっへんと言う感じで答えた。

「ノボリ坂37チームの37とは、「みんな」のゴロ合わせで、37なのですよ〜!僕達ファンのことを彼女達は「みんな」と呼んで、ノボリ坂37チーム全員と、ファンみんなでチームですよってことなのさ!」

折角、僕が教えてあげたってのに、坂口さんったら「うわっ!なんか感じわる〜。鼻につく〜。」と嫌な表情を浮かべていた。

最後まで読んでいただき、本当に本当にありがとうございました。

お話はまだまだ続きますので、引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ