その44
お話の続きです。
どうぞ宜しくお願い致します。
僕が不思議だったのは、ヒロキが試合に出られたことだ。
確か「補欠」じゃなかったはず。
後から聞くと、ヒロキは僕らと同じ3年で今度の大会を機に引退しちゃう身だから、ピョンバシが選手登録の時に上手い事やってくれたそうだ。
最初から試合に出させてくれる予定だったって。
知らなかった。
あ〜、そうだったんだ〜、ピョンバシ!大好き〜!
僕達3年全員、そう思った。
僕ら3年が引退した後、何故か1年の部員が15人も増えたらしい。
黒崎と白崎の大活躍で、バレー部に入りたいと思ったようだ。
僕は少し心配していたんだ。
3年生が引退しちゃったら、残るは2年の山田3人と、1年の黒崎白崎だけになってしまうから。
そうなっちゃうと、もう「クラブ」ではなく「サークル」に格下げされてしまう。
木曜日の体育館使用許可もおりなくなる。
だとすると、折角バレーの才能溢れる黒崎と白崎が可哀想じゃないか。
そう思ってたんだ。
だから、部員が増えたという報告が、ものすごく嬉しかった。
全部の運動部の大会が終わると、学校は落ち着いて静かになった。
3年生はこれから受験モードに入る。
だけど、だけど、何やら様子が少しおかしい。
いつの間にか、カップルが沢山出来てる気がする。
僕の気のせいかと思っていたら、そうじゃなかった。
な、なんと、テルも、大会前に手作りのお守りをくれた秋田さんと、前よりもグッと距離が近づいてるってのか、なんか仲良くなっているみたい。
え?いつから?
僕の心にさざ波がたった。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
お話はまだまだ続きますので、引き続き読んでいただけたら嬉しいです。
くどい様ですが、どうぞ宜しくお願い致します。




