その38
お話の続きです。
どうぞ宜しくお願い致します。
壮行会の後体育館で、大会に出場する他のクラブと順番で写真撮影。
顧問のピョンバシも、僕達のユニフォームとお揃いの紺色に赤のパイピングと、胸にパンダのワンポイントがあるジャージ上下。
「先生もさ〜、みんなとお揃いにしちゃったよ〜。えへへ。」だって。
僕らは少しだけひきつった笑顔で、「そ、そうなんだ〜。あはは。」なんて答えた。
気を取り直して、全員揃っていい笑顔!
なんか、よかったなあ。
僕は心からそう思った。
家に帰って来るまでは。
洗濯してもらってた膝用のサポーター。
と言っても、膝が痛い人用のではなく、バレーボール用の。
ユニフォームを買う前から使ってた赤いやつ。
僕は偶然とは言え、サポーターの色がユニフォームとばっちりあってるのが嬉しかった。
スポーツブランドのロゴが小さく入っているそれ。
明日の体育館での練習で使うので、ジャージを入れてる大きな巾着袋に入れようとすると…。
あれ?なんか、どこか違う様な?
はて?
じっくり舐め回す様に見なくても、すぐにわかった。
パンダだ!
いつの間にか、パンダの刺繍のワッペンが縫い付けられている。
しかも、両足分。
え〜〜〜〜!ちょっと〜〜〜!おか〜さ〜ん!
「なんで?」と力なく母に尋ねると、「お揃いでいいかな〜と思って。」だって。
え〜〜〜。
いや、ユニフォームとあってるっちゃ、あってるけどさ〜、何もここまでパンダにしなくても。
外してしまおうにも、縫い付けただけじゃなく、ガッチリ「布用のボンド」でくっついている。
僕は仕方なく、そのまま使うことにした。
でも、ちょっと泣きたい気分。
そして、更に気づいたら、巾着袋の下の方の端っこにもパンダのワッペン。
え〜〜〜〜、いや、流石に、え〜〜〜でしょ〜!マジで。おか〜さんよ〜!
最後まで読んでいただき、本当に本当にありがとうございました。
お話はまだまだ続きますので、引き続きどうぞ宜しくお願い致します。




