その34
前回の続きです。
どうぞ宜しくお願い致します。
そう言えば、この間、ミジカちゃんのことで、テルとヒロキにちゃんと謝った時、僕、あいつらの前で確か泣きながら、「僕」って言っちゃってた。
そうそう、そうだった、そうだった。
普段は「俺」って言うことにしてたくせして、ああいう場面ではつい本当の自分が出ちゃうもんなんだなあ。
ベッドで仰向けになりながら、買った「モイスチャー」のクリアファイルを眺めていた。
いやあ、それにしても「ジャンプ」、今回も全然役に立ってなかったなあ。
またしても、足手まといだったっけ。
ジャンプ、いるかねえ?
ヒーローなのに、たかだか10メートル飛び上がれるって何よ?
せめて「空を飛ぶ」にしてほしかったな。
あ、だけど、そうなると、名前、ジャンプじゃダメじゃん。
フライとかに変えないと。
後、ヘアの毛がにゅるにゅるにゅるって猛スピードで伸びるシーン。
あれはちょっと気持ち悪かったな。
でも、あんな極寒の世界で戦うとなったら、毛で全身を温めるのがいいんだね。
そうだよね、白熊とか極寒で生きる動物は、全身モサモサの毛で覆われてるもんね。
そっか、それはいいのか、ふふふふふ。
映画の面白さもさることながら、僕はテルとヒロキとちゃんと元の様に仲直りできたことが、何より1番嬉しかった。
だから、一緒に映画も見に行けたんだから。
1人で映画を見に行くのもいいけど、今回みたいな映画じゃ嫌だ。
こういう娯楽大作は、仲間が一緒じゃないとつまらない。
あ、そうそう、確かダブルヤマシタも映画館にいたなあ。
僕らと同じのじゃないみたいだった。
高校生が主人公の実写の恋愛もの…だったはず。
あんまり詳しくないけど、少女漫画が原作の「そんなに見つめちゃいや〜ん!」ってタイトルじゃなかったっけ?
あれ?違ったかな?まあいいや。
それにしても羨ましいなあ。
映画館でデートなんてさ。
僕は、デートどころか、女子と付き合ったこともないのだから、当然、「デート」なんてしたことないに決まっている。
すぐに「してみたい」とか、ないけどさ。
そもそも好きな女子とかいないし。
あ、デートって別に好きな女子とじゃなくてもいいのかなあ?
う〜ん。
やっぱ、ちょっとは好きってのか、気になる女子とじゃないと、相手に失礼だよなあ。
…って、偉そう!
どの口が言ってんだか!
…あ、テルとヒロキ…あいつら、デートしたことあんのかなあ?
あんのかなあ?
最後まで読んでいただき、本当に本当にありがとうございました。
お話はまだまだ続きますので、引き続きどうぞ宜しくお願い致します。




