その31
お話の続きです。
どうぞ宜しくお願い致します。
あ〜、もうやる気出ねえ。
もう無理〜〜〜〜!
ダ〜メだ!
グダグダ言って、駄々こねて、学校を休もうとしたけれど、母に一喝されて渋々家を出た。
先週までの「ボンタン」じゃなく、みんなと同じ普通のズボンだから、悪目立ちすることもなく、静かに穏やかに学校到着。
「あ、ヒロキ、これ、サンキュー。すんごく、すんご〜く助かっちゃった。」
だら〜っと力なく、心ここにあらずな感じで、ヒロキに借りてたボンタンを返すと、僕はずるずると足を引きずる様にして、自分の机に戻って突っ伏した。
今日一日、どんな風にやり過ごしたか、全然覚えてな…くもないか。
ヨーコ先生の国語の授業であてられて、教科書63ページの4段落の7行目から読んだ…読んだわ。
あ〜、そうだったっけ。
後はなんにも覚えてな…い訳でもないか〜?
給食の肉団子、食パンに挟んだら、超美味しかったな〜…。
今度こそ、あんまり覚えてないはず…ってこともない?か〜?
テルが慰めに傍に来てくれたのに…僕、確か、八つ当たりみたいにしちゃって…険悪になっちゃって…
そうだ…ちゃんと、謝ってなかったっけ…
僕…サイテーだ。
サイテー過ぎ…
…
そだ、謝らなきゃ。
ダメだ、ダメだ…ちゃんと、ちゃんとテルに謝らなきゃ。
テルはミジカちゃんのニュースで落ち込んでると思って、僕のことを心配してくれたのに。
ヒロキもそうだ。
あいつとは、別に喧嘩してないけど…僕、今日、態度悪かったな。
折角、話しかけてくれても、つっけんどんの冷たくてキツい返し方しちゃってたと思う。
だから、あんまり僕の傍にいなかったんだ。
僕が、トゲトゲした言葉をぶつけちゃったから。
僕は掃除当番だったから、部活には遅れていく形。
普段なら急いでみんなと合流するけど、今日は掃除が終わってもだらだら教室の自分の席でぼんやりしてしまって。
本当は部活なんか行きたくなかった。
だけど、だけどさ、それじゃダメだよなあ。
自分勝手な感じで、みんなに迷惑かけちゃいけないよなあ。
ホントに、みんなからしたらホントに、つまんない理由で1人いじけて、八つ当たりして。
それで自分の中のモヤモヤがどうにかなるんならいいのかもしれないけど、かえって悪化させちゃって。
こんなままじゃ、みんな離れて行っちゃう。
みんな、僕のこと、捨ててっちゃう。
そんなの…そんなの、ヤダー!
心の中に溜まりに溜まった膿が爆発する。
そして、僕はジャージが入ってる大きい巾着袋をガバッと掴むと、そのまま勢いよく教室を飛び出した。
みんな!みんな!ごめん!
テル!ごめん!ヒロキ!ごめん!
僕が悪かった!僕が…。
最後まで読んでいただき、本当に本当にありがとうございました。
お話はまだまだ続きますので、引き続きどうぞ宜しくお願い致します。




