表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/103

その3

「僕」は新たな悩みに直面して、長考してしまいます。

今、手持ちに230円。

今日の様な季節外れの馬鹿暑い日は、きちんと水分補給しなくてはダメだ。

自分でもちゃんとわかってるし、テレビでも親や先生達からもくどくしつこく言われている。

それに何より、「あ〜、喉が渇いた。なんか飲みてえ〜!」な気分。

そうなると、自然に何かしらの飲み物をと考えるのが、当たり前だ。

と、言う訳で、僕は今、学校から少し歩いた場所にある飲み物の自動販売機の前に立っている。

中学生なのだから、こんな場所で余計なお金なぞ使わず、家まで我慢して、帰宅したら好きな飲み物をたらふく飲んだらいいんだろうけど。

僕は家の冷蔵庫の中を思い出す。

今朝、目玉焼きにかける醤油を取る時、チラッと開けて中を見た。

はず。

え〜と、確か…開けてある牛乳と、透明な容器の烏龍茶、後の液体はと言うと、醤油と玉ねぎドレッシングとデッカい黄色の入れ物のレモン汁、ぐらい。

マヨネーズやケチャップ、ソースなどは「液体」と言えるかどうか微妙な感じ。

固形ではないけれど、液体って言う程液体液体していないドロドロ感。

牛乳か烏龍茶かあ。

そうじゃないんだよなあ、飲みたいのはさ。

僕は自動販売機の前でそう呟いた。

ブラックの小さい缶コーヒーに、ミルクと砂糖が入ったコーヒー、それとペットボトルの緑茶に烏龍茶に麦茶、後はミネラルウォーターと果物の味がうっすらついた水が3種類。

桃とみかんとシャインマスカット。

それにスポーツドリンクと、コーラとオレンジジュース。

ずらずらっと並んでいるそれらを見ると、僕は迷ってしまった。

そうなると、「消去法」がいい。

コーヒー類は量が少ないから無し。

だって、今は暑くて汗ダラダラだから、ゴクゴクといっぱい飲みたい気分。

お茶は…家にあるしなあ。

作り置きの烏龍茶の他に、緑茶も麦茶も「お茶パック」があるから、飲みたきゃ自分で電気ポットでお湯を沸かして作りゃあいい。

だけど、それは非常にめんどくさくて、作る気が失せる。

ましてや、今日は暑くて暑くて。

ただのミネラルウォーターも、なんか嫌だ。

どうせお金を出して買うのなら、「味」がついた美味しいものを飲みたい。

僕はそう思った。

あ、でも、果物味の水ならジュースに近いから、「あり」だな。

だとして…どうするよ。

そう考えている間にも、汗はどんどん毛穴から吹き出してくる。

少しでも日陰だったら良かったけれど、ここはお日様の光が容赦なく降り注いでいる。

ダメだ。

頭がとても暑い。

髪が黒いから、暑さを吸収してるんだ。

そう思いながらも、僕はまだ飲み物を選べずにいる。


最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ