その10
前回の続きです。
よろしくお願いします。
結局のところ、僕はテルが選んでくれた3〜4着の中から選ぶ形をとった。
これじゃお母さんと一緒の時とおんなじじゃん!
自分の不甲斐なさと、情けなさで、地球の重力を強く感じ取れる程、頭のてっぺんからつま先までどっと疲れてしまった。
それでもまあ、買えた。
赤いパーカーとチェック柄の半袖シャツ、それとポケットがいっぱいついてるカーキ色の半ズボン。
それはカーゴパンツって言うらしい。
知らんけど。
全部合わせても5000円以内で済んだ。
なるほど、これならテルが言ってた通りに靴も買えると思い、僕はパーカーに合わせた赤いスニーカーも追加で買ったから、結局使った合計は8000円ぐらいで済んだ。
僕は自分で言うのもなんだけど、年相応の丁度いい服を買えたなと思った。
だって、最初に自分で選んだ服は振り返ると、バンド系っぽかったり、ヒップホップ系っぽかったり、サーファーっぽかったから。
試着してみたら、全然似合ってなかった。
あの手の服は、僕がもうちょっと大人になってからなら、イケるんじゃないかな。
そう思った。
テルはおしゃれさんだから、どことなく人気のある男性アイドルグループの人っぽいのばかりだった。
僕は、手足が長くて線の細いテルだから、そういうのが似合うんだと思った。
多分、1時間ぐらいお店にいたんじゃないだろうか?
汗びっしょりで買い物を終えると、僕の腹はぐ〜と悲鳴をあげた。
最後まで読んで下さり、本当にありがとうございました。
お話はまだまだ続きますので、引き続きよろしくお願い致します。




