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ある令嬢の独白 ①
すごく短いです。
やっと見つけた、わたくしの華。
目が合った時、全てを理解したわ。嗚呼、この子は、いつだって、わたくしの心を奪うんだって。
火傷跡が治らないかもって聞いた時、正直安心したわ。だって、醜かったら誰も貴方に近寄らないでしょう。我儘だけど、あの子は、私だけのものでいて欲しいの。
もう絶対に手放したりなんてしない。前のように、自分の手で台無しになんてしないわ。
今度は必ず、あの子をそばに置いてみせる。
誰にも邪魔なんてさせない。
すごく短いです。
やっと見つけた、わたくしの華。
目が合った時、全てを理解したわ。嗚呼、この子は、いつだって、わたくしの心を奪うんだって。
火傷跡が治らないかもって聞いた時、正直安心したわ。だって、醜かったら誰も貴方に近寄らないでしょう。我儘だけど、あの子は、私だけのものでいて欲しいの。
もう絶対に手放したりなんてしない。前のように、自分の手で台無しになんてしないわ。
今度は必ず、あの子をそばに置いてみせる。
誰にも邪魔なんてさせない。