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ある令嬢の独白 ⑦

凄く短いです。

嗚呼、矢張りあの子には赤が似合う。

あの子が、ラールックを刺している所を見ると、いつもそう思うの。

あの隙のない動き、理性をなくしてもなお敵と見做した人物を決して殺しはしない冷静さ、その全てが訓練された者の動きをしていた。


シャールに訓練を任せてよかった。

だって、あの子が誰かと戦っている姿は、とっても美しいから。その美しさを見出せるのは、悔しいけどシャールだけみたいね。


シャールの件は、あの子にとって本当に気の毒だったと思う。シャールだって、あの子の成長をまだ見ていたかったと思うわ。

でもね、安心してシャール。あの子は、この通り貴方の技術を完全に受け継いだわ。もう、貴方が教えることなんて何もないのよ。

だからね、シャール、これからはわたくしたちを其方側で見守っていて欲しいの。

そうすれば、あの子はきっと喜ぶわ。


嗚呼、でも、死人にそんな事を願っても、意味なんてないわね。

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