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ある令嬢の独白 ⑤

短いです

あの子が、コートラリ様に会った。


定期的に来るあの男は、正直に言えば鬱陶しくて仕方ないわ。仲良く談笑する気なんて、さらさらないから、いつもなら人払いしてコートラリ様に適当に命令して過ごすところだけど、今日はあの子もいたから、それなりに楽しかったわね。


だけど、あの子と二人きりの方がもっと楽しめるわ。あの子の可愛い顔は、わたくしひとりが見れば十分だもの。

わたくしは、愛しい人との時間を誰かに見られる趣味はないのよ。


コートラリ・アルエラナ。

考えれば考えるほど、邪魔な男。


でも、あの男は使える。


金と権力は、幾らあっても困らないものだわ。

これから先、何があったとしても、その二つを持っていれば何かと役に立つはずだもの。


だから、わたくしは絶対にコートラリ様との婚約は破棄しないし、させないわ。


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