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巻きの17『たくやんクエスト! ステージ1』


前話のサブタイトル変更しました。



あと、あとがきに大事なお知らせがあるので絶対に見て下さい。


では少々長めですが、どぞー。


「え、人魚!?」


 上半身は普通……っていうか結花そのもので、ビキニの上を付けてるけど胸はペッタンコ……じゃなくて!無駄な説明はカット!うん。で、下半身は青い鱗でびっしりな、まぁ簡単に言えば人魚そのものの尻尾が付いてる。


「何で人魚?」


「そんなの知らないわよぅ。あんたの夢でしょぉ〜……」


 なぜか泣きそうな顔になっている結花人魚。

 夢? あ、そうだった。……ん? てことは僕の深層心理が人魚の結花を見たかったって事……?



 おいおい!何考えてる僕!!!



「顔が赤いぞたくやん〜」


 うっさい。


「あー……で、勝負って何?」


「そ、そういう事になってるのよ。あんま話しかけないでよぉ。うぅ……」


 本当に泣いてしまった結花人g……めんどくさいから結花で。

 ……うーんと、どうしたの? 僕何かした?


「たくやんも罪な男だねぇ。結花っちが話しかけ易いような雰囲気にしてあげたら?」


「何それ。さっきも言ったけど僕は“(何で,何の)勝負”をするのかを聞きたいんだって」


「“”の中は展開するのかい?」


「そ。良くご存知で」


「何の話よ!そんなの小学生がわかる訳ないでしょっ!」


 う……ツッコミがツッコミを入れられるとは。……一生の不覚。


「ま、まぁとにかく!……これはどういう状況?」


 えっと、だね♪ と、また音楽に乗せて喋りだした小悪魔(イメージ通り?)だったけど、面倒くさくなったようで普通に喋りだした。


「……たくやんは、この洞窟で次々に出てくる敵モンスターを倒さなければ夢から覚められないのさ」←飽きっぽい人(悪魔?)


「私ってモンスター!?」


 ……結花。気持ちはわかる。けどね。僕の方が深刻だから。


「待てぃ!!これ僕の夢でしょ!?」


「なってしまったモンはしょうがないのさ。さぁレッツファイト!」


「「待てっての!!」」


「もぅ。ツッコミが二人もいるとうるさいなぁ。本当お熱いこって」


「「違うわ!!」」


 あ……。と僕らは目を合わせる。


 え、結花さん? 何真っ赤になってるの? 泣いてたから? ……上半身が真っ赤で下半身は青なんて凄くチカチカするよ、ねぇ?



 頭に無数の“?”を浮かべてちらちらとチカチカする結花を見る僕と、真っ赤な顔して俯き「息が合ってるって事はちょっとは脈があるって事? そうよ、頑張れ私っ!」とか何とかブツブツ言ってる結花。そして、そんな二人を見て「うんうん」と頷きニコニコともニヤニヤとも言える笑みを浮かべてふわふわ浮かんでいる(飛べたんだ)小悪魔。



「……(おどおど)」


「……(ぶつぶつ)」


「……(にやにや)」



 ……、……、……、……、……



 そしてそのまま時が止まりましたぁ。




 ……どんな光景ですか、これ?



「は、ははは……。話が逸れとぅぁね。あ……と、とにくぁくっ! 僕に何をしろと言うんだい理恵?」


 何度も噛みつつも沈黙を破った僕。


「あろろ? もうチラ見タイムは終わりかい?」


「ばっ……結花を見てたとかそういうのでは無くっ!」


「えっ……?」


 ……何でそこで悲しそうな顔をするんですか結花さん? で、理恵は何で急に考え込んだように腕組んでるんですか?


「……」


「……」


「……」



 ほらまた変な空気になってる。















「さ、て、と。バトルと言うのはだね〜」


 一分ほど後。唐突に切り出した理恵。あれは地獄のような時間だった……。


「ボクがそのときの気分で決めたゲームをやって、それで勝ったらおっけーってだけの話さ〜」


 待てやっ!!


「おいっ!たったその一事に何であんなに時間をかけたの!?」


「そりゃたくやん。ボクがゲームを考えてたからさ」


「そ、そう……」


 めちゃくちゃな事を言っているのになぜか理恵には反論できなかった……。そんなオーラが理恵にはあるんだよなぁ。夢の中でも現実でも。


「……まぁいいや。そのゲームってのの説明してよ」


「そっれはっだね〜♪」


 何でだかまた歌いだした理恵。


「期待しててね結花っち〜♪」


 何でだかそう結花に言い。むふふ〜と、まさに悪魔的な笑みを浮かべて――


「らぶらぶ☆告白合戦〜♪」


 はい? 今なんと? 何なのでしょうかその☆は?


 

 訳もわからず固まる二人。告白だって?


「今から二人にはお互いに熱〜い愛の告白をしてもらうのさっ。んで、ボクが見てられなくなるような告白をした方の勝ちなんだにょろ〜ん♪」


「待て待て! 何それ!? バトルって言うから何か闘うのかと思ってたよ僕!?」


「それは勝手にたくやんが思ってただけだよね?」


「え……あ、はい……」


「じゃ、無効」


「無効って何さ無効って! ほら、結花も固まってないで何か言って……よ?」



「……ちょっとちょっと。これは又と無いチャンスなんじゃない? 今マジの告白をすればきっと拓也も……あ、あはははっ! そうよ。じゃあ何て言おうかしら?」



 ……。


「あ、あのぅ〜結花さん? お〜い、聞こえてますか〜?」


「ぶつぶつ……」


 反応なし……ね。


「ほらほら。結花っちも乗り気だしたくやんも……ね?」


 ね? って……。















 ――と、言う訳で“らぶらぶ☆告白合戦”なるものが開催されたようです。


 

 五分程の考案タイムを経て、只今僕ら二人(もちろん僕と結花)は……



「た、高いわね……」


「あ、あはは。いい眺めですね〜理恵さん?」



 地底の川の奥の方。ちなみに結花は泳いで来ましたが(そう言えば人魚だった)、滝のてっぺんに立っておりまーす。


 はは……笑っちゃうぜこりゃ。



「気に入ってくれたようで何よりだにょろ〜」


「『にょろ〜』じゃない! 何ここ!?」


「滝のてっぺん♪」


 ニコニコと、まさに悪魔的な笑み(二回目)で溌剌はつらつとそう仰られた小悪魔、理恵。……んっとに似合ってるよ、その格好。


 ……はぁ、もうどうにでもなれ。


「それは僕がモノローグで言ったから。もうちょっとわかりやすく簡潔に五十字以内で説明せよ」


「急にいつものペースに戻ったにょろね、たくやん」


「僕はもう何事にも動じないんだ。不屈の精神を手に入れるんだ」


「結花、今度のマイブームは『にょろ』?」


 つられて結花もいつものペースに戻る。つかの間の日常オン・ザ滝のてっぺん。


 

「さてさて〜では早速始めるよ〜!」


 つかの間の日常は本当につかの間でした(約10秒)。皆さん、現実と言う物は厳しいのです……。



「結花っちからどぞっ!」


「ま、待って! り、理恵? 滝でやる必要は無いわよね?」


 あ、そういえばその通り。さっきはちょっと動揺してて。


「あれれ、結花っち。どうしたのかな真っ青になって」


 真っ青? 

 反射的に結花の顔を見る。


「……」


 今のは結花です。何か上向いて真っ青になってます。

 ……あ、わかった。


「「高所恐怖症?」」


 シンクロした僕らの問いかけに結花は……


「……」


 沈黙で答えました。図星?


「ささ、早くしようか?」


 情け何てものはかけない、まっくろくろすけ(?)。それが尾崎理恵。 


「ほら、早くしてよ。僕、一生寝たままになっちゃうから」


 たまには弄る方にも回ってみたい、稀に見る弄りをとくとご覧あれ。それが佐々木拓也(何)。


「……わ、わかったわよっ! 行けばいいんでしょ!」


 今のトコ弄られっぱなし、それでもツンデレ貫き通す。それが五十嵐結花(さっきから何だこれは)。















 ――愛の告白☆理恵



「拓也私ずっと前から拓也の事見てたんだからなのにずっと振り向いてくれなくて泣き明かした夜もあったわだけどあんたの事想わなかった日は一日も無かったのよでもあんたの事好きって訳じゃ無いんだからっ」



 句読点や読点が無いのは間違いではありません。結花が凄い早口で本当にそう言ったのです。聞き取れなかったけど……。

 


 ぷしゅー。



「あ、結花っ」


 何かわからないけど蒸発してぶっ倒れた理恵を支える僕。



 ぷしゅしゅしゅんっ!

  


「わっ!大丈夫?」


 何か沸騰したお湯が入ったやかんみたいな音をたてノックアウトしました……。


「うーん。とことんツンデレで行ったか〜。でも倒れちゃったしたくやんの勝ちだね」


「え!? 終わり!? 僕のは!?」


 突然のゲーム終了に“!?”を連発してしまった僕。でも普通そうでしょ?


「告白する相手が失神してる時に告白したって無意味さ〜」


 ごもっとも。


「じゃあこれで夢から覚めれる?」


「いやいや。まだ終わりじゃないよ。ま〜だまだ続くにょろ」


 “〜”が凄く意味深だなぁ……。



「じゃあ次のフロア行こっか」


「え? でも結花が……」


 真っ赤になって失神している結花を見――


 

 あれ?



「あぁ、モンスターたちは負けると消えちゃうから大丈夫さ」


「消えるって、え!?」


「夢、夢」


 あ、そだった。


「ならいいか。で、フロアって?」


「実際に体験した方が早いよ?」


「そうですかい……」


「そのまえに結花っちが何て言ってたのか聞きたい?」


 さっきの? うーん……


「ん……いいや」


「ヘタレめ」


「え!?」


「次行こー!」


「ちょ、へタレって――」


「黙ろっか、へタレ」



「ヘタレやめてー!!!」






 

――To be continued――




最後のは一度やってみたかったんです。……えぇ、ただ格好つけたかっただけですとも(威張るな)。

こんな感じでメンバー全員出演しますので、この話は長くなるかもしれませんね……(汗)。



さてさて、前々から言ってた事なんですが、更新が大分遅くなりそうです。しかもちょっとやそっとじゃなく、悪かったら一月程後になるかもしれないと言う最悪パターンなんです……。


本当にご迷惑をおかけして御免なさい……。


でも、絶対に帰って来ますので!

それまで待っていて下さい!!


ではまた会う日まで!!!




※評価、感想は出来るだけ一週間後(2/12)までにお願いします。それ以降は更新と同様にお返事ができないかもしれませんので悪しからず……(土下座)。でも、感想などいただくと本当に元気が湧きますので、返事は遅れますが随時受け付けてはいますので。みんな!オラに元気を分けてくれー!!(笑)

   

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