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カタリナとの出会い

パカラッ パカラッ 軽快に走る馬車の荷台で運ばれる3人の旅人。レベル26で見習い剣士の俺、じいちゃん、カタリナ

「送り届けてくださって本当にすみません」「なーに、丁度ココロ村の先に仕入れたい紅茶があってね、通り道さ それに、こんな美人と行けるんだ文句の一つもないよ」

じいちゃん、どんだけ年下の女を口説こうとしてるんだよ・・・ 冗談か本気か分からない言葉にカタリナは顔を赤らめ俯いていた。


「しかし、3つ隣町から徒歩でくるなんて 1週間近くかかったんじゃないですか?」 言ってしまった直後、でてしまった言葉に後悔してしまった「はい。行商人の馬車に乗せてらもえば早かったのですが、なにせ、あの状況ですので・・・」先ほどまでの表情とは変わりカタリナの顔に悲壮感が漂う。「しかし、おじいさんとかずき君本当について来てくださって大丈夫なのですか? 」「あー、俺はじいちゃんの監督しないといけないんで」


ここで変な雰囲気になって女剣士なんて口説いてちゃ、ばあちゃんに顔向けできないしな・・・


道中、暗い雰囲気を明るくしようと、じいちゃんは俺の修行での失敗談を語りながら馬車を進めた。

ゲームを始めたばかりのころ回復薬のモチ草と間違え、ゲロ味のする百味草を食べたり。

地元民は誰も入らない呪いの山に入って、呪い人形に追いかけられながら泣きながら帰ってきた話など。

カタリナさんはそれを聞いて、優しく笑っていた。この時のカタリナさんの笑顔は鮮明に印象に残った。それは今まで見た女性の笑顔の中で一番幸せそうな顔だったから・・・


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