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引きこもりに地獄(学校生活)を


「春」その季節は心地よい風と共に、新しい出会いが芽生える季節である。

「出会いの春」

そうとも言われるこの季節は学生や会社員などの人々が、学年が一つ上がったり、進級したり、新人が入ったりする季節である。

そこで、新たな恋愛や友情といった、充実した生活を送るだろう。


 そして青春という思春期に欠かせない言葉にも、春という漢字があるほど、思春期の学生には春という季節は重要である。


 そしてリア充共は青春という名の人生の1ページ1ページの思い出を1つ1つ作っていくのだ。


 そして青春を楽しむ学生はいろんな思い出を心に残し、歩んでいく。


 しかし!!そんな青春が盛んな季節春は一番最悪な季節でもある。



「『なぜなら、春は出会いと共に、人とのトラブルや問題が度々起きる。そうこの世界は何かいいことがあれば影で絶対に悪いことが起きているのである。だから俺は春という季節は悪であり嘘だらけなので学生は青春などせずにゲームとかして遊んだり、少し勉強しとけばいいと思います』だと〜。お前はずっと学校来ずに自称自宅警備員とか言って遊び呆けてた奴に私がどうかそのくそのような生活から抜け出させるため、と思い宿題を与えてやったらこれか。お前はあれか根が腐りすぎてどうしようもない奴か?」


いやいや先生、女の人が「くそ」とか言ったらダメですよ。


「はい先生のおっしゃる通りでございます。」


「あのな、私はそう言うことは聞いていない。私はなぜこんな、現実逃避しているの丸わかりの文書を書いてきたのだときているのだ。」


「だって最近の高校生て気に障りません?見ててイラつきません?」


「確かにイラつくな君は」


 ダメだ、なに言っても無理だ。なぜこうなったんだ…

俺はただ家に引きこもり、ゲームやブログをしたり書いてたりしただけだぞ。


 俺なんも悪くないじゃん。


「無視するな質問に答えろ。」


「はい、ストレス発散です(キラ)」


「よし、君罰として明日学校に来い。」


「えっ… マジで?!」


「ああ、おおまじだ。後この宿題やり直しな。」


 終わったーーーーーーーーー

 18歳 引きこもり 童貞 ゲーム廃人 コミ障 高木 奏谷終わりました。

 よし死のう。学校なんかに行くんなら死んだほうがましだ。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「はぁーなんなんだよー。俺別に宿題出して欲しいとか言ってないのに。明日仮病で休もうかな。」


 いや待てよ…これって別にいつも通りの生活してても大丈夫だよな。

 もし電話かかってきても、適当なこと言ってごまかせそうだし……

 よし明日学校行くのやめ『ポロローン』

「えっ…」


 急になった携帯を恐る恐る取り出すと、画面には新着メールの通知があった。

 友達なんか皆無である俺はメールなど誰からもこなし、来るとしたら家族や、親戚かあいつらくらいだ。

なので、どうせお母さんだろと思って、 メールを見てみると、

『先生です。明日学校来ないと宿題10倍にします(笑顔。』


「…………怖えーわ!!もはやこれ脅迫文じゃん。最後の『(笑顔』とか『殺』の間違いだろ!!てかなんで俺のアドレス知ってるんだよ、あの教師。」


そして、はぁーと溜息をこぼし、俺はどうにかして、明日あの教師も納得できる休む理由を考えることにした。


「うーん、うーむ、うー、はぁっ、いやダメか……無理だー何もねー大体『嘘だろ』てなる理由ばかりだー。」


もうこれ駄目だ。俺明日5年ぶりくらいに学校生活しないとダメなのか!?

俺悪いこと何もしてないのに。


「はぁー、ついに学校生活再開かー。」「はぁはぁ。」

「いじめられないよな…。」「はぁはぁあっ。」

「明日怖えー。神様仏様助けて。」「はぁはぁ。」

「いやマイナス思考は良くないな。よし、気分転換にゲーセンでも行くか。」「はぁはぁー」

「おおーここすごく急な坂だな。」「はぁはぁ。」

「走ってみようとー。ってやばい止まらないーーー。」「はぁはぁ。」

「ヤバい〜誰か助けてー。」「はぁはぁ。」「ぎゃー坂が終わるー。」「はぁはぁ。」

「ぎゃー。ってあぶなーい。よけーて。」「はぁはぁはあ?…。」

ぶつかるーて避けたーー!!??


「痛ったー。あっ、ごめん怪我ない?」

その女の子は自分と同じくらいの身長(といっても俺は身長164だからな…)で、年下に見えた。学生服から自分と同じ学校であるのもわかった。

「大丈夫当たってないから。バイバイ。」

「えっ。これ恋愛系のあるあるきたけど、ヒロインらしき人にスルーされたよ…しかも当たらなかった!!まさか引きこもりってあるある通用しないの!?」


今考えるとやはりこの時から始まっていたのだと思う。


俺高木 奏谷と無口な彼女との学校生活が…。



















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