○初めての友人?
主人公の名前が今明かされる!
学校にたどり着くと長い行列ができていた。
入学式はの受付までまだ30分もあるのにたくさんの学生が傘をさしてならんでいた。
「すいませーん」
とりあえず私は前にいたゲームをしている男の子に話しかけた。
「あ、はいなんでしょうか」
男の子はゲームから顔をあげ体の方向を変えず顔だけこちらに向けた。
「新入生の方ですか?」
私が尋ねると男の子はゲームをカバンにしまいこちらに体を向けた。
「そうです。機械工学科ですね」
なるほど。機械工学科ってなんか文字がかっこいいな。
「わあ、機械工学科ですか!かっこいいですね。私は電気電子工学科です。同じ工学系ですね」
よし、ガイダンス同じの学科の子をゲット。
「実はですね。私、一日のガイダンス行き忘れてしまって…。その日何か提出物渡されましたか?」
私が尋ねると彼はああと言いながら背中に背負ったリュックをあさった。
「えーっと渡されたのはこの資料で…」
彼は簡単にガイダンスで何があったかを教えてくれた。
「そっか、履修登録を明後日するからそれまでに受講するものを選べばいいんだね」
「端的にいえばそうですね」
「よくわかったよ。ありがとう入学式のあと事務室行って資料もらってくるよ」
このあと彼と様々なことを話し時間を潰した。
入学式はなんの問題もなく終わり、順路に従って体育館の外に出た時。
「そういえばお名前なんていうんですか?」
そういえばお互いの名前、教えてなかったな。
「私は芝 涼子≪しば りょうこ≫だよ」
「僕は関 連太郎≪せき れんたろう≫です」
関くんか。中学校の時の先生とおなじ名前だなー。
「関くん。ついでにメアドも交換していいかな」
忘れ物多い私にはいち早く養って(持ち物や課題を教えて)くれる子を作らねば!
「いいですよ」
関くんいいこ!
こんな感じで私の大学入学式は終わった。
読んでくださりありがとうございました