第24話 ◆・・・ 叡智を抱く 魔王宮 ・・・◆
「外に出たのなんて、何日ぶりだよ」
外へ出た俺は、肩甲骨を意識して両肩を回しながら。
そうして伸びをすること、二、三回。
時計の針は朝の7時よりも前。
いつもなら、未だこの時間は静かなはず・・・なのだが。
「カミーユ・ルベライト!?」
「はぁ」
怒鳴られた様な声は、聞き覚えがある。
一応は王女な筈の、しかし、俺様に対して、小生意気な女でもある。
「ふぁぁああ~~」
眠気覚ましに身体を解したのにな。
付け足しは、今朝も修業の後。
それからは、ティアリスの膝枕を堪能した筈なのに。
この時期は、何故か幾ら寝ても寝足りる事が無い。
春だからだな、と思う事にしよう。
「なんだ、クロじゃないか。どうした、朝くらいは静かに過ごせないのか」
「何を暢気に。だいたい、何の権利が在って大図書館を閉鎖などと」
クロは俺に対してだけ。
何時でも何処でも怒鳴ってくれる。
ヒステリックな女なのだろうか。
なら、カルシウム不足を指摘してやろう。
フッ、俺様はこう見えて、中々に面倒見が良いんだぜ。
「お前さぁ。この時間にしか感じられない静寂の良さを、分からないのか」
「あのですね!! 勝手に大図書館を閉鎖して。どれだけの迷惑をかけたと思っているんですか」
「はぁ~。この学院は全て俺様の支配下に在るんだぞ。ついでに、改装の立て札は出していただろう」
「大図書館を自宅に改装するなど。そんな事が許されると思っているのですか」
ホント、クロは怒るしか能が無いのかねぇ。
「あぁ、その件な。改装終わったぜ。俺様が持つ知識と技術の。まぁ、一端くらいだけどな。なんなら見て来ていいぞ」
「えっ!?」
「だから、改装なら終わったんだよ」
「だって、未だ三日・・・えぇぇええ!?」
「一応な。一先ずは終わった。それでまた何か思いついたら。その時にはまた改装するかもな」
ったく。
クロが朝から騒々しくしたせいで。
せっかくの静寂を堪能できなかったじゃないか。
しかもだ。
ティアリス達から、作業中にも聞いていたけどな。
結界の周辺には、常時200人くらいの警備員が配置されていたそうだ。
俺、触れなきゃ大丈夫って・・・書いておいた筈なんだけどなぁ。
だからと言うか。
すっかり人が集まって来たじゃないか。
「ホント、クロには迷惑ばかり掛けられる。躾が必要だな」
「!?」
「そうだな・・・・今日は一日ずっと裸で過ごさせようか」
「今日は、入学式があるんです!!」
「別に、俺関係ないし」
「とにかく。今日は自重してください!!」
「しゃあないなぁ・・・まぁ、クロのまな板鉄板はさ。俺も見飽きたよ。だいたいお前、平らなくせにブラなんかして。要らないだろ」
「きゃぁぁぁあああ!!」
被せものなんか必要ない平地にだ。
そうして、無駄に大き過ぎる被せものには、なんと、中身がぎっしり詰まってる。
クロは、そうまでして胸を大きく見せたいらしいが。
俺には全くもって理解出来んよ。
「プリムラさんなんか、大きな胸が重過ぎて肩が凝るってさ。そのせいで俺は肩もみを頼まれるんだぞ。平らなクロは、その辺は楽で良いんじゃないのか」
「・・・・カミーユ・ルベライト」
女の子には似合わなさそうな低く太い声で、俺はやや俯きながらも、クロの怒り心頭くらいは感じてやれる。
だがな。
こいつには先ず、現実を直視させるべきだろう。
要らないものを、要らないと言ってやるのは、正しい事なんだぜ。
「ブラが要らないくらい平らなことは事実だろう。ったく、その怒りっぽい癖。いい加減直せよ。そうそう、怒りっぽいのはカルシウム不足・・・」
バチンっ!!
言い終わる前に、今回もこうして平手打ちが炸裂だ。
そうして、先に仕掛けたクロには、これもお決まりのパターンだな。
俺は右手の指を軽く鳴らした。
途端、俺が映すクロの衣服がパァッ~ンって、今回もいい感じに弾けた。
いゃぁぁぁあああ!!!
いつもは下着姿の後で素っ裸の流れも。
俺に対しての常習犯。
そう呼べるクロには、最初から完全武装解除だ。
こうして、なんか入学式が行われる日だというのに。
群がるくらい人が集まった大図書館の玄関前では、悲鳴を上げてしゃがみこんだ。
ただ、しゃがんだ所で、外野からだと尻は丸見えだよな。
憐れクロ。
お前が、こうも馬鹿でなければ。
抱いた事は、ただ、呆れの溜息を残しつつ。
俺は再び、自宅と化した大図書館へと足を向けた。
取り敢えず、朝食を食べようか。
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「フェリシア様。その、今朝の件は宜しいのでしょうか」
「セレーヌ。あの子が招いた結末です。放っておきなさい」
今年度の新入生入学式を控え、今朝は7時に学院へ赴いたフェリシアは、出迎えたマクガレン学院長からの報告を受けて。
その内容に憚ることなく笑った後。
フェリシアは、呆れ顔を隠さないマクガレンを伴って。
足は改装された大図書館へと踏み込んでいた。
「カミーユ・ルベライト。貴方が最初の入館者へ陛下を指名なさったことは。まぁ、それは陛下の方も受け入れて下さったからこそ」
私は、アスランが大図書館を自宅にするから閉鎖する。
一体どんな風になるのか、そこが楽しみだったのよ。
ただ、入学式の当日。
式に合わせて今朝は早くから来たのだけど。
改装が終わったのも、それも今朝らしいは聞いて来た。
あとは、呆れも怒りも隠さないセレーヌの口から。
孫のクローフィリアがね。
あの子もまぁ・・・・馬鹿ですね。
淑女の慎みもありません。
えぇ、いかな理由で在っても。
王族に名を連ねる女子が、衆人環視の中で裸になる等・・・・
まったく、この件は何れ。
アスランにも責任を取って貰いましょう・・・・フフフフフ
私は、セレーヌと二人。
こうして大図書館へ赴いた理由は、改装のために閉鎖されたくらいも報せは受けていましたが。
改装が終わった後でも。
セレーヌから受けた話では、アスランは最初の入館者へ、私を指名して来たそうです。
その件を報告したセレーヌからは、何やら想像も出来ない様な恐ろしい仕掛けが在るのではも。
いっそ、王国軍を突入させては等ともね。
だけど、アスランを相手に。
それで、どうにか出来る様な戦力など。
だいたい、サボっている様にしか映らない裏側で、実は有能。
豊富な人脈を持ち、情報の分析にも長けたブライト中将でさえ。
『アスランに関しては。敵に回せば右に出るものが無い程の脅威も言い切れましょう。よって、仲良くするのが一番楽でしょうな』
私も、その点に関しては、同感です。
もしもヘイムダル帝国と、戦端を開くような事態になれば。
獅子旗杯でのアスランを見て来た私は、その時にはアスランの力にも頼るときが必ず来るを。
生前のシルビアさんとは、故に、将来はクローフィリアをアスラン王太子へ嫁がせての。
そうしてローランディア王国は、シャルフィ王国へ合流する案も話し合ったくらい。
シレジアを得たシャルフィ王国へ。
そこへローランディアとサザーランドが合流すれば。
ヘイムダルへの、より強い抑止力にだってなれたのです。
「フェリ婆さん。あの時よりも顔色が良くなった感じだな」
「カミーユ・ルベライト!! 陛下に対して、なんたる無礼」
「セレーヌ。良いのですよ。カミーユは、私を。女王ではなく親しい友人として。こうして迎えてくれたのですよ」
「ですが」
アスランは、何故、素性を伏せているのか。
それと、見知っている印象とも大きくかけ離れた部分も。
私は未だ尋ねていませんが。
恐らくは、尋ねたところで。
答えてもくれないのでしょう。
同時に、シルビアさんは自らの暗殺を企てる者達から逃れる様にして。
そこでアスランを生んだのです。
もっと遡れば、フォルス国王と、ユリナ王妃様も。
ですから。
私も、外れていない確信は持っています。
アスランは、ヘイムダル帝国から狙われている。
そのため、素性を伏せた。
これくらいは十分に考えられる事です。
「カミーユ。貴方が学院の仕事を引き受けて下さった。そのおかげで、私も負担が減りました。ですから休息の時間を。あの日からは多く得られるようになりましたよ」
「そうか。俺の方は雑多な仕事までが押し寄せているけどな」
「貴方は私から王立学院の全権を奪ったのですし。必然してそうなった。とも言えますよね」
私の返しに、カミーユは鼻で笑ったわ。
雰囲気と仕草が、あのユフィーリア皇女とも似ている感じでしたね。
「まぁ、良いさ。これからも色々とやるが、文句は受け付けないからな」
「あら♪ 文句を言われるような雑な仕事をするようには見えませんが」
シャルフィ王国が生んだ史上最年少の騎士は、騎士団長と王都の治安を統括する仕事を。
何れも手腕を高く評価できる実績を残している。
こうした事実さえ把握している私には、だから、無責任で雑な仕事をするなどと。
些末にも抱いていませんよ。
「取り敢えず。俺の知識と技術で生まれ変わった大図書館。先ずは婆さんに見せるのが良いと思った。そういう訳だからな。付いてきな」
「では」
私と面白くないを隠さないセレーヌの二人は、会話をしていた大図書館の玄関ロビーから奥へ。
「「!!」」
「こ、これは」
「カミーユ・・・これは一体」
「思いつくままにやって見た。で、こうなった」
通路を抜けて館内へ足を踏み入れた途端。
私もセレーヌも、映した光景には、驚きが過ぎて言葉が続かなかった。
「カミーユ。この宙に浮いている古代文字の本は」
「あぁ、それは俺の日記みたいなものだ」
「貴方は、古代文字の読み書きが出来るのですか」
「まぁな」
「本が浮いている原理は」
「本そのものに、浮遊魔法を施してある」
「見た所、館内には他にも浮遊しているものが在りますね」
「元々あったシャンデリアは、一端下ろした後で改造した。で、今は浮遊している」
「なるほど。奥の方には大きな砂時計の様なものも在りますね」
「あぁ・・・砂時計にはなっていないが。失われた古代魔法文明っぽい飾りにはなっているかな」
失われた古代魔法文明・・・・
言われてみると、確かにそう思えるだけの不思議な世界が此処にはある。
「ざっと館内を見せてやるから。乗りな」
「え・・・」
振り向いた私の瞳に映ったもの。
それは、絵本などでは見た事もある。
「空飛ぶ魔法の絨毯・・・そんなものまで。アーティファクトですか」
「いいや、俺の自作だよ。乗り心地はいまいちだけどな」
声も出せず、表情まで引き攣ったセレーヌには、同情も出来ます。
だいたい、信じ難いと言えるような光景が、現に在るのです。
ですが、私はカミーユが胡坐で乗っている。
こうして今も、軽く波を打って浮遊する絨毯へ。
先ずは、私も乗って見ることにしました。
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「確かに、こういう乗り物は初めてもありますが。ですから少し、落ち着かない感はありますね」
「だろ。俺は普段から椅子に座っているからな。尻の辺りがもっとこう硬い方が落ち着くよ」
「そうですね。ただ、慣れればこういう乗り物も良いと思いますよ。一枚欲しいと思いました」
「空飛ぶ絨毯なんかを普段使いしたら。鬱陶しいほど目立つんじゃないのか」
「私はこの絨毯で。そうですね。釣りにでも使いましょうか」
カミーユが操っている魔法の絨毯は、私とセレーヌも乗せた後。
今は館内の吹き抜けの空間を、ゆったりと飛んでいる。
この様な位置から館内を見渡した事も初めてですが。
浮いているだけでなく、ゆったりと高さを変えて移動もするシャンデリア。
キラキラ光るマナ粒子が、神秘的にも映った浮遊する時計も。
「転輪羅針儀は、ただ、浮遊している方が自然に思えるのは。私だけでしょうか」
「あれだけクルクル回っているからな。寧ろ、浮遊させておく方が自然に思えても。別に良いんじゃないか」
「何と言いますか。叡智を目に見えて感じられる。そういう大図書館へ変わりましたね」
「また何か思いついたら。その時にはまた改装するさ」
「陛下が気に入った様なので。ですが、カミーユ・ルベライト。あの大樹はなんですか」
「カミーユ。私もセレーヌと同じで、あれは気になりましたね」
最初からとても目立っていましたが。
あのような大きな樹木を、そもそも、どうやって此処へ運び込んだのでしょうか。
玄関よりもずっと大きな樹木なのですよ。
「あれな。世界樹って言うんだよ。で、そうだな・・・・アーティファクトの中に種子があった。その種子を育てて苗木にしたものを。どうせ普段からスカスカな場所を使って植樹したんだ」
私やセレーヌが乗った魔法の絨毯は、ゆっくり歩く様な速さで、天井に迫るほど聳り立つ大樹の近くへ。
ただ、カミーユが口にした事は、アーティファクトの中に植物の種子が存在していたなど。
「カミーユ・ルベライト。私は王立学院の学院長になる以前からですが。古代遺産の中に植物の種子があった話など。一度も聞いた事がありません」
「単に知らなかっただけだろ。そうだな、あと少しで面白いものが見れるぞ」
「え・・・」
「俺が知る限りで。こんな現象は、世界樹からしか見れない。一言、凄いぞ」
カミーユは私達へ、何か凄い現象を見られる。
「せっかくだから見て行け」と、そう言ったカミーユは、そこからしばらく位置を変えることなく。
そうして、私とセレーヌは、確かにアーティファクトの種子だという部分を、樹木に茂る葉から。
キラキラ光るそれは、一斉に噴き出すように放出された・・・・
「植物はな。光合成によって大気中に、マナを放出するんだよ。これが百聞は一見に如かずな証拠だ」
「マナ粒子の発光現象。ですが、樹木の葉から一斉に立ち昇るこれは・・・神々しくも思えますね」
「此処に居れば、一時間に一度は見れる。夜は夜で幻想的なものを見れるんだ」
「カミーユ。この樹木は、夜でも光合成をするのですか」
「うん。まぁ、そういう事だな。その辺りが世界樹だからと言えば。今はそうとしか言えない部分だ」
「どうやら、この世界樹ですか。カミーユもまた、全てを知っている訳ではなさそうですね」
「種子と一緒に収められていた文献がな。解読したくても虫食いだらけだったんだ」
「そうですか」
「ただ、害のある植物じゃない。生命を育む大樹、それが世界樹と呼ばれるそうだ」
私は、世界樹から放出されたマナ粒子を映して。
あとは、カミーユの説明もですが。
この様なものが在る、だけでも。
「カミーユが施した改装は、大図書館を真実。叡智へ近付けた様な気がします」
「スカスカな自習スペースや喫茶スペースは。まぁ、縮小したけどな」
「スカスカでしたのなら。良いのではありませんか。ですが、苗を植樹したのは聞きましたが。こんなにも大きく。一日二日でこうも成長するものなのですか」
「あぁ・・・世界樹はな。年月で育つ樹木じゃないんだ。苗木を植えた者が、先ずは主になる。そうして、主となった者からマナを注がれて育つ。文献にはそう記してあった。で、植えた俺自身のマナを注いだら」
「あの様な大樹になったのですね」
「そう。おかげで久しぶりに。マナ枯渇になってぶっ倒れたけどな」
カミーユはマナが枯渇して倒れたと。
ですが、その時の声が笑っている様で。
私は、私の見知るアスランの笑みを、ですから今の支配者を演じるカミーユには、胸が締め付けられる。
シャルフィ王国で誕生した最年少の騎士は、手腕の高さだけでなく。
ユリナ王妃の生まれ変わりを、噂されるくらい。
シャルフィの者達からは、それだけ人心を集めた良い騎士だったのです。
今日は、これから入学式もあるため。
まだまだじっくりと、見て回りたいのですが。
ただ、式が終わった後で、此処へはまた来ようと思いました。
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入学式。
俺は出るつもりなんか無かった。
しかし、フェリ婆さんがな。
婆さんは衆人環視の中で、どうしてもと俺へ頭も下げた。
こうなるとだ。
俺としても、仕方ない。
とまぁ、最初はそう言い聞かせもしたよ。
だが、フェリ婆さんは、自分が頭を下げるという演出をしてでも。
これを仕組んだには違いあるまい。
『それでは、最後に王立学院の全権を司る魔王・・・様より。ご挨拶の一言をお願い致します』
進行役の声で、間を開けられて様を付けられた俺には、一部から笑いと拍手がな。
「挨拶なんか話も聞いていないぞ」
このくらいの文句は当然だろう。
しかし、直ぐに立ち上がりもしなかった事が。
学院長のマクガレン婆さんからの大声もな。
「魔王カミーユ・ルベライト。早く挨拶を」
はぁ~・・・・仕方ない。
俺様が支配者だという威厳を、此処で見せつけておくか。
等と言う考えが、後になって浅慮だったと。
俺は、まさかこの場に顔見知りが。
そうして、関心も無かった俺とは違って。
注意を全く払わなかった俺が悪いのは、まぁ・・・事実だな。
来賓席へは、俺を知っている者達が潜り込んでいたのだ。
『当学院を支配する魔王ルベライト様だ。新入生諸君。卿等は今この時より。俺様に対しては絶対服従であることを肝に銘じよ。以って、俺様が定めた学院憲章。先ずは、これを一言一句。頭の中へ刻むが良い』
あの事件からな。
俺は糞ババぁの真似に磨きをかけた。
コルナとコルキナは、事細かく言ってくれたが。
おかげで、あの時よりは、格段に上手く演じられた筈だろう。
大講堂が、俺の挨拶によって、途端に騒々しくなったが。
特に保護者と来賓席がな。
よって毎度のごとく、俺は右手を軽く握って顔の高さまで掲げた後。
青白くも映った稲光を、バチバチと音も立てて纏わせた右手の拳は、これだけで全てを黙らせた。
『俺様は、事実、この学院の全権を簒奪した支配者だ。よって、これを取り返したいと挑む分には受けて立とう。だが、敗れた時はどうなるのか。そうして挑んだ者だけでなく。他者や果てはローランディア全体にまで火の粉が及ぶ。そのくらいには。想像の翼を広げて。熟慮した上で挑んで来るがいい』
右手に纏わせたライトニング。
解いても良いんだが。
見せつけておくか・・・・とな。
えぇ、此処で解けば良かったをね。
後になって思いましたよ。
ただ、この時の俺が、熟慮もせずに、片手欠伸で放ったライトニング。
雷撃は、大講堂の天井を軽く突き破った。
もうね。
この場に集まっていた人達には、心胆寒からしめもしたでしょう。
反対に、脅した俺には、式の後で直ぐ。
修繕費用の全額を、当然と請求される事態がな。
ホント、熟慮ってさ。
とっても大事な事なんだからね。