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【詩集】はるのことば

【詩】半円のにじ

作者: につき

むずかしいことばに

にげてしまったり、


いそぎすぎて

みゃくらくを

うしなったり、


つたえたいことが

きはくなわけでは

ないのに

つたえきれなかったり、


ほんとうに、

詩はむずかしい。


それでも

なぜ、

わたしは

詩を

つくりたいのだろう。


こんなにも

あがいてまで、

くるしんでまで、

うみだすのだろう。


たのしいよりも、

せつないとか、

おしだしたいとか、

わめきたいとか、

そんなこと

ばかりなのに。


おもいのことばを

吐いて、

連ねて、

つくっている。


わたしたちにとって、

にじは

半円であることが

うつくしい。


だから、わたしは、

欠けたこころの

はんぶんをもとめて、

詩を

つくっているのだろう。

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― 新着の感想 ―
[良い点] タイトルにすごく惹かれました。 ちょうど、虹が見たい気分だったので。 [一言] 詩を作る苦しみやもどかしさを書き出した部分と、虹の描写の部分が対照的で、二つがつながって、詩への本当の思いが…
[良い点] 欠けた半分を求めて詩をつくるというところが良かったです。 虹がきれいに見えるのは透き通った半円で、いつか消えてしまう儚い存在だからなのだと思います。 どんなに儚くても求めずにはいられな…
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