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カムナギ  作者: 竜音(ロンシェン)
1/3

 





「聞いたか? また、行方不明者が出たらしいぞ」

「またかよ。最近多いよな」



 平和な町に似つかわしくない話題を学生らしき二人組が歩きながら話している。

 周囲を見れば似たような話題をしている人がかなりいるようだ。



「怖いわね。ちょっと目を離したらいつのにかいなくなってるんでしょう?」

「らしいわね。誘拐とかだったら怖くて子供を外に出せないわね」


「なんか、『俺の目の前でいきなり消えたんだ』って騒いでる奴がいるらしーよ」

「はあ? おおかた彼女にフラレて自棄になってるだけでしょ。かんけーないない」


「行方不明って聞いてるけど家出とかじゃないのか?」

「違うらしいよ。何故かいなくなった場所から足取りが全く掴めないみたいだし」



 平和なはずの町の中で起きる明らかに異質な事件。

 それはここ最近で特に多くなってきているようだ。

 何故、行方不明者が何人もいるのか。

 何故、足取りが全く掴めないのか。

 それは誰にも分からない。

 分かるとすれば、それは――――――











 ――――――〝覚悟〟をした人間だけだろう……。







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