表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
New Life  作者: basi
35/69

夜営で

非常に短くてすいません。

そしてまとまり悪くてごめんなさい。

九月になるくらいまでは更新頻度と文章量が悪いと思います。



 南への旅での初めての夜営。そしてユルさんとの初めての夜番です。

 キーヴさんは自分から近づけと言われました。確かにここまでの旅路でユルさんは私に用が無ければ話しかけてきませんでした。今も夜番だけど目を瞑って居ます。

 二人きりになって直ぐにそうされると、避けられている感じがヒシヒシとして結構辛いです。

 ゾワ……

 少しして、ユルさんの気配? が濃くなってきました。拡がって、収束して。周りの空気が動いているような気さえします。

「あの、ユルさん」

 なんだか不安になって、つい声をかけてしましました。


 

 エリザはちょっと不安だったらしい。俺に嫌われているとでも思ったのかな?

「なんだか、ユルさんの気配が濃くなって、周りがなんだか動いてる様に感じたので……」

 そういうわけじゃなかったみたいだけど、気配が濃くて動く? どんな感じだろう。

「それってどんな感じだったの?」

「え? え~と……ユルさんの存在が濃くなって周りに拡がっていった感じでした。そうしたら、ユルさんが動いてないのに動いてる? みたいな感覚になりました。夜だし、その、正直凄く不気味です」

 不気味……それは少し酷くないか? でも動いてないのに動いてる? 脳内のイメージが動いてるのがそのまま反映されたのか?

「もう一度やってみるから、何か感じたらその都度教えて」

 再び瞑想を始めて、小周天で周りを感じ取る。

「ユルさんの気配が拡がってます。私まで包まれてる感じがします」

 なるほど、小周天で周りの氣を感じるときに自分の氣を拡げているのか。

 そのまま脳内に感じ取った周りの気配をそのままイメージして、仮想ユルを構成する。

「拡がったユルさんの気配が集束していきます。……ユルさんの気配が濃くなって来てます」

 仮想ユルを作ると俺の氣が濃くなるのか。このままイメージトレーニングをすると?

「う、動いてます。ユルさんは動いてないのに……何か動いてます」

 そこで俺は目を開けた。イメージは保ったままだ。

「今も?」

「いえ、今は動いてません」

「じゃあこれは?」

 イメージで目の前のエリザを飛び越える。

 ビクッ。

「……私の上を飛び越えて行きました」

 なるほど。どうやらイメージが身体の外で氣の塊として動いてるらしい。

「感じたのは今日が初めて?」

 今までも同じ事をみんなの前でしていたのだ。でも指摘されたのは今日が初。

「ユルさんの氣が大きくなったりしてたのは感じてましたけど、動いたのは今日が初めてです。」


 アビリティ欄を見てみると小周天はLV3に、イメージトレーニングはLV7になっていた。さて、どっちが原因だろうか?

 試しに小周天無しでイメージトレーニングしてみたところ、同じような現象が起きたので、どうやらイメージトレーニングの影響らしい。このまま成長させるとどうなるのか、結構楽しみだ。

 エリザとは以前より距離が縮まった気がする。会話はアビリティ絡みだけどね。



 ユルさんとの会話は色気など皆無ですが、充実はしています。

 でも、話していてもドキドキしたりすることもなく、ユルさんに気に入られたいとか、そんなこともありません。

 やっぱり、私はユルさんを好きなわけでは無いようです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ