夜
皆さんにご心配をお掛けしております。
『いつ消されてしまうか不安』
ということなので出来るだけエロいのは抑えようかと思いまして……なので今回は若干中途半端な感じです
完結、あるいは消去されたときにはノクターンへの変更を予定しています。
ノクターン版はこちらと若干違う予定です
これからもなるべく消されないように遠慮しながら進めたいと思います
…………と言う予定でしたが変更し、今回はエロなしにしました。
なので皆さん乙女ですよ
私の気持ちはどうなんだろうか。
気になる人。でも好きとは違う気がする。
「わかりませんね」
結局部屋に居ても悩むばかりで、気晴らしに食堂に来てみたのですが、
「あ、キーヴさん」
カウンターで何かを飲んでいるキーヴさんがいました。
「よう。エリザ、だったよな?」
「はい」
「どうしたんだ? 寝れないのか?」
「ええ、ちょっと」
どうしよう。相談してみようか。迷惑かもですが、一人で悩んでるよりいいかもしれません。
「実は……」
「あはは。ミコちゃん吹っ切れたな。しかしユルも相変わらずモテるな」
キーヴさんは少し笑って答えてくれました。
「ユルってさリーダータイプなんだよ。昔から人を纏めたりするのが上手かった。でも、自分から進んでリーダーになろうとか、纏めようとかはしないんだよ」
いきなり話題がかわりました。が、気になることもあるので話に乗ってみました。
「え? でも私達のチームじゃリーダーしてますよ?」
カヴァーロの森でも指示出してましたし。
「それはティア、だっけ? あの子はユルに頼ってるだろ。」
頼るどころか惚れてますけど。
「エルファとユルだけならエルファがリーダーをするさ。態度とかエルファは偉そうだしな。周りから見てもリーダーっぽいから昔からよくリーダーになってたからね。でもエルファの判断が不味そうならユルが指揮を執るさ。緊急時も同じ。そんな感じになると思う。でもティアが居る。何となくだけどティアがユルをリーダーにしたんじゃないかな」
……その通りです。
「周りがユルをリーダーにするならエルファはユルをリーダーにする。アイツもユルに頼りたいだろうしな」
「良く、分かりますね」
「付き合い長いからな。……それでエリザだけど、それはユルとの距離だろうと思う。俺も今日会ったんだけどティアって人懐っこいよな。ユルにガンガン絡むから、ユルも親しみやすかったんだろう。それに猫だしな」
クククと笑ってます。なんか悪人顔ですね。
「奴の猫好きは相変わらずだよなぁ。あ、じゃなくてだ。コホン、まあそんなわけでユルはティアにかなり親しく接してると思うぞ。でもエリザはユルと少し距離を感じる。ユルは相手が近付かないならその距離を保つからな。エリザの戸惑いはそれだろうよ」
「それは……どういう?」
「ユルは男だけど、自分から女と親しくなろうとはしない。興味があって声をかけたりはするけど自分に興味を持ってもらおうとはしないんだよ。だけど、あいつの変なところは、自分に興味を持って接する相手には更に興味を引こうとするんだよ。好みにもよるけどな。でだ、エリザは自分からはユルに近付かない。でも自分から近づくティアとエルファに対するユルも見ている。つまりエルファ達に対する態度とエリザに対する態度の温度差が戸惑いの原因だと思う」
確かにユルさんは私には余り積極的に話しかけては来ません。エルファ達に接するのとは違う感じがします。でも、
「何で、そこまで分かるんですか?」
私達が会ったのは今日が初めてです。なのになぜそこまでわかるのでしょう。
「ああ。似たようなことがリアルでもかなりあったからな」
キーヴさんの話によるとバイト先や中学の時の同級生などが、似たようなことを相談してきたそうです。
「少しユルに近づけ。自分から接して行くといい。ユルと親しくなってから答えを出すといいんじゃないか? でもユルを試したりしようとするなよ? アイツは見た目が女っぽいからな。やっぱり少し気にしてる。今までにも数人付き合ってたけど、さっきも言ったように向こうから積極的な時は良いけど、ユルの気持ちを試したり、揺さぶろうとするとユルは自分で距離をとる。……これは昔のユルのトラウマみたいなもんだろうけどな。彼女より女っぽい容姿で美形。それで一緒に居たくなくなったんだろう、ってユルは判断するようになってる。でもそれは、ユルが本気で欲しがってる女じゃなかったってだけなんだけどな」
そう言って席を立った。
「まぁ、なんだかんだ言ったけど、参考程度にしてみてくれ。じゃ、明日もあるんだ。しっかり休みなよ。おやすみ」
「ありがとうございました。おやすみなさい」
少しスッキリしました。
なんだかしっくりこなくなったので変更しました
短くなってますが、もう二、三回変更する予定です
ご迷惑おかけします




