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New Life  作者: basi
27/69

第一開放

えとこれからの布石? でもないですが一応そんな感じの話です

今回の設定変更? で様々な突っ込みなどが予想されますが、今回はスルーしますので……ごめんなさい

そろそろエロくイきたい……

 今日のご飯は何にしようかな、と。

 久しぶりにカップ麺が食べたくなってコンビニに来たが、種類多いよね。悩むわあ。

 結局、ラーメンの王様を、バランスも考えてサラダサンドも買った。三十一時間ぶりのご飯ぶりの食事なので二つづつ買いましたよ。

 現在、NewLifeはメンテナンス中デス。と言うのも……



 宿での苦行が終わり、朝。食事も済ませて早速馬の練習に行こうと思っていたら、村長さんに呼び止められた。

「おはよう。あんたら、馬を捕まえなさったか」

「おはようございます。ええ、何とか一日で捕まえました」

「なんと、一日で捕まえたか。それは良かったの。ところで馬はもういらんのか?」

「はい。自分たちが乗る馬はもう捕まえましたからね。当分は大丈夫でしょう」

「はぁ、そうか」

 俺の答えを聞いてかなり落ち込む村長さん。なんだよ、その『落ち込んでますよ』アピール。気になるじゃないか。

「あの、どうかしたんですか?」

「いや、この村は元々馬が産業でな。久しぶりに馬が要るということで、また村に活気が出ると思ったんじゃが……そうか、もういらんのか」

 ああ、ね。そういう事か。

「なるほど。でもその心配は要りませんよ。俺の知り合いにも馬が必要って人は大勢居るはずです。むしろこの村に馬がいないのはちょっと困ると思いますよ」

 なのでまた馬を準備しておいてください、と伝えると俄然元気が出る村長さん。

「おお。それは本当ですか? いや、それでは早速準備をしなくては。すみませんがこれで失礼します」

 そう言って去って行った。うん、元気が出て何より。


《ピンポン。ワールドミッション、シークレットクエスト『冒険の手助け。移動手段は馬でしょう』クリア。アップデートされたシステムのキーが一つ解除されました。これによりワールド内に馬が流通します。それに伴い、道の整備、馬車の販売、クエストの追加に伴う冒険ギルドの設立等を行います。クエストをクリアした四人には報酬と称号を贈ります。システムの調整のため、メンテナンスを行います。現実時間で三十分後に行います。メンテナンス時間は四時間を予定しております。終了次第公式ホームページでお知らせします――》


 馬の流通って事はわざわざ此処に来なくてもいいってことじゃん。あ、でも此処が生産地になるのか。ってことは、さっきの村長さんとの会話がキーか。

「メンテナンスか……。皆はどうする?」

「どうするって、落ちるしかないでしょ」

「だよね~。ま、いっか。そろそろリアルで栄養補給しないとマジでヤバイかもだし」

 てなわけで、俺たちは余裕をもって現実時間の夜八時にログインと約束をして落ちたのだ。



 そして現在。カップ麺の前に座って時計を睨んでいる。

 と、携帯が鳴った。メールが着たようだ。実家の妹、ミコからだ。

『兄さん、NewLifeをプレイいるそうですね。健さんに聞きました。兄さんが購入出来て無かったら申し訳ないと思い内緒にしていたのですが、実は私もプレイしています。中で会えるといいですね』

 なんだ、ミコもやってるのか。そうだな、中で会えたら一緒に組むのもいいかもしれない。何といってもここ一年会ってないし。バイト頑張ってたもんな。

 ミコに返信をしたところで丁度時間になったので食事となった。


 八時までまだ時間があったので公式ホームページで変更点を確認してみた。

 まず馬の販売所ができ、そこで馬具と馬車の購入も可能。馬と馬車の普及にともない、街などの交流も活性化した、という設定になり、道の整備がされ、すべての街や村が道でつながった。交流が増えたので行商人達の行動範囲も広がり商業が発展、そのため護衛などの仕事が発生し、その依頼などを取り纏める冒険者ギルドが発足。各街にギルドがあり、ギルド間で情報のやりとりが可能となる。マップ情報の提供などが可能で、様々な情報の買取も行うとのこと。人の行き来が増えたことでモンスターの分布が変わり、エンカウントが増えた。盗賊なども出没するようになり、奴隷も発生するそうだ。ダンジョンの周辺には魔獣も出るようになり、ダンジョンに近い街は襲われやすくなった。

 驚いたのはNPCの死亡だ。例えが載っていたが、商人の護衛以来を受けるとして、護衛に失敗すると二度とその商人には会えないと。小さな村や町の商人の護衛を受けて失敗すると、新しく商人が来ない限りそこで買い物ができなくなるのだ。とことんリアルを追求する運営だ。

 盗賊も同じで一度倒した盗賊は二度と現れないらしい。しかし、負けて盗賊に捕らえられると、奴隷として売られるか、殺されるか、犯されるか、だそうだ。酷くない? 最悪の場合は、犯された上で奴隷として売られてタチが悪い奴に買われ、何かしらの原因で死ぬってことがあるんじゃないか? 盗賊系はなんとしても負けられない。しかし、説明によると、盗賊自体の強さはその周辺にでるモンスターより少し強い程度らしいので、無謀な事をしない限りは早々負けることはないらしい。

 奴隷についても説明があって、プレイヤーの奴隷はNPCしか所持出来ないらしい。そしてプレイヤーの奴隷の解放はプレイヤーのみが出来ると。NPCの奴隷ならプレイヤーも所持が出来るらしい。

 奴隷の開放手段としては、他プレイヤーによる奴隷所持者の殺害という方法。これは当然ながら殺人に当たる。所有者の居なくなったプレイヤー奴隷は一日立つと奴隷から解放される。ただし、その間に奴隷として捕まると、再び奴隷となる。

 もう一つは奴隷の買取。プレイヤーによるプレイヤーの買取は即時解放扱いとなる。金額は元々の購入価格と同等で、これは能力等からランダムになる。

 最後は奴隷自身の逃走。しかし、これは逃亡奴隷となり、下級犯罪扱いとなる。

 ただ、この奴隷の解放も犯罪にならない抜け道のようなものがある。それは、奴隷商人が所持している状態ならば、逃走あるいは商人の殺害をしても犯罪にはならない、と言うものだ。もし仮に商人の下から逃げた場合、それは承認の管理不行き届きで自己責任。そして商人が殺害された場合。これは「プレイヤーの奴隷を所持している商人」と限定されるが、その場合に限り犯罪にはならない。と言うのもプレイヤーが奴隷になるのは盗賊に捕まった時だけ。つまり、プレイヤーの奴隷を所持している商人は盗賊とつながっている商人である。勿論、奴隷となったプレイヤーが自ら商人を殺すことも出来るが奴隷になった場合、『奴隷の証(未登録)』を付けられるので能力が五分の一に制限される。なので、絶対な方法ではない、とのこと。

 一応年齢制限は有効であるらしく、十八歳未満は、性的描写等が入るときにはヘッドセットから特殊な催眠誘導が行われ、意識や記憶、感覚もカットされるらしい。感覚としては睡眠状態になるらしい。十八歳以上の者も、設定でカットすることが出来るらしく、ギリギリのところだが、プレイヤーを守る(と言えるのか謎だけど)らしい。犯されてる最中でも変更は出来るらしいので、プレイヤーの選択次第で楽しんでください、と公式には書いてある

 このゲーム大丈夫かな。なんだかとんでもない方向に進んでる気がする。やめる気は無いけど。

ちょっと補足修正しました

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