旅路1
なんだか色々嬉しいことが増えます
それに伴ってアクセスも増えます
つまり皆さんに読んでいただけて非常に嬉しいのです
ありがとうございます
出来ればそろそろ説明的なお話から卒業したいと頑張っております。
戦闘や×××や○○などを増やしていければと思います。
……別にやらしいことじゃないですよ?
どうやらみんな同い年のようで敬語は止めた。エリザはあれがデフォらしい。
俺達のパーティーは前衛の盾持ちのエリザ、ハンターのティア、後衛の魔術師エルファ、そして未だにダンサーの俺。
……新しいジョブが欲しい。
装備を替えてから見た目とジョブが明らかに一致してない。
武器職人とかでもいいのに、と思ったら製造関係のジョブは製造レベルがカンストしないと得られないらしい。残念。
「ユル君ユル君。ユル君は刀二本装備してるけど、Str重視の攻撃型?」
「いや、Agi重視でトリッキーなタイプを目指してる、つもり」
「なるほど~。ステータスとか教えてもらえる? 私等も教えるからさ」
と言ってエルザに確認をとる。事後承諾の形に苦笑しているが頷いているので問題ないみたいだ。
「私は前衛で皆さんの盾ですから。もちろん攻撃もしますよ」
エリザ 人
称号 耐える者
状態
装備 ロングソード「オノール」、ナイトメイル(全身)+8、エレメントシールド+9、豪傑の腕輪、祈りの腕輪
Str 416
Vit 536
Agi 63
Dex 97
Int 137
Min 172
Atk 522
Def 713
Matk 149
Mdef 322
「私は遊撃かな。罠の設置や解除が主なお仕事だよん」
ティア 獣人・猫
称号 レクレスハンター
状態
装備 グリーディナイフ、柳葉飛刀×8、ディスカのチェニック、ディスカのパンツ、疾風のブーツ、盗賊の腕輪+7
Str 198
Vit 156
Agi 236
Dex 363
Int 168
Min 146
Atk 308
Def 323
Matk 173
Mdef 223
「エルファは?」
「私はこの前見せたでしょ。あれから魔法系統が成長したくらいだからパス。二人も知ってるし」
「そうかい」
ユル 人
称号 製造マスター、鬼達の弟子
状態
装備 直刀「焔+6」、直刀「焔+9」、タリスメンラインコート、シャドウジャケット、シャドウパンツ、ミラジェンブーツ、ウェイクカフス、アーティザンリスト、エフォートチェーン
Str 173
Vit 136
Agi 469
Dex 309
Int 103
Min 121
Atk 489
Def 286
Matk 109
Mdef 202
「こんな感じ」
「……えらく高いね」
「第二陣のパラメータじゃないです」
と言われても困る。だいたいAgi以外の能力が上昇したのは製造によるところが大きいし、エーテルによる基礎能力の補正が大きい。
「エーテルの強度が上がると身体能力も上がるからだと思うよ。俺は今も練気はしてるし」
エーテルは生命力みたいなものだからエーテルの濃度や強度が上がれば生命力が上がりそれにより身体能力が上がるらしい。なので練気で練って強度と濃度を上げて置けば常に能力が上昇する。それに練って上昇した濃度と強度は余程のことがない限り減少しないらしい。ちなみに死亡すると一気に減少するとのこと。練気の説明を読んだのは実は馬に乗ってた時、暇だったから効果のイマイチわからないアビリティを調べたらそう書いてあった。だからつい最近知ったことだったりする。
ちなみに濃度と強度は数値としては見れないので、能力の上昇具合で適当に判断してる。
しかしエーテルと練気って常時使用してるのになかなか上がらないんだよ。気になって調べたらエーテルは漸くLv4で練気に至っては未だにLv2だ。先は長い。
そんなことを思っていたら三人の発言でとんでもないことが発覚した。
彼女等はこうおっしゃった。
「エーテルの強度って何?」
「練気って何ですか?」
「そんなこと聞いたことないわよ」
「はい?」
俺はエルファの言葉で魔法を習いに行ったはず。そのエルファが知らないとか、どういうこと?
「……皆はもちろん魔法を習ったんだよね?」
「もちろん」
「エーテルのことは聞いた?」
「聞きましたよ」
「ならその時に聞いてるはずだけど?」
「そんな話はなかったわよ」
「そんなはずないよ。だってロウがちゃんと教えてくれるでしょ」
「「「ロウって誰?」ですか?」よ」
え~、なんで皆知らんのよ。一緒に教えてくれたじゃん。
「道場にそんな人居なかったわよ?」
「は? 道場? 城の訓練所だろ」
なんか情報がおかしい
「ユル君。道場で魔法を教えてもらったんじゃないの?」
「え、魔法って道場で教えてくれるんか?」
「私キーヴにも行ったよね? まず道場だねって」
「あれって戦闘行動を覚えるためだろ? それにエルファは街では魔法系の行動をとっただけって言ってたじゃん。だから他所で魔法覚えたんだろ」
キーヴは戦闘力を伸ばしたいって言った。そしたらエルファは道場に行って修行(と云う名のアビリティを覚えるだけの行為)をして街の外へ~って言ったはず。
「魔法は道場で教えてくれるし、それに魔法系の行動って知力上げるための行動よ」
えー、何それ。聞いてないし。
「じゃあ三人とも気功って知らない?」
「「「知らない」」です」
道場じゃ教えてもらえないのか? そもそも何でいきなり道場行くんだ?
「公式ページに書いてあるし」
あ、俺読んでないからなぁ。
「……もしかして、街の人とあまり話とかしてない?」
「クエストとかある人は印でるし、用が無い人とは話してないね」
それが原因か。てかこのゲーム、やたらとリアリティの追求をしてるのに何故そんなアシストが付いているのか(ちなみにシステムオプションで表示が出来るらしい。デフォは非表示。公式に書いてあるらしく今知った)。人との会話とか情報収集って冒険の基本じゃん。
ん? まてよ。攻略掲示板に載ってれば皆も知ってるはず。もちろん俺も。ということは、このゲームのプレイヤー達はNPCと会話をほとんどしてない? ゲーマー達よ、何してるんだ。
「……皆、もっと人と話そうや」
俺は魔法を覚えた経緯と、ロウに聞いたことを伝えた。
「あ、なるほど。今覚えたよ」
「私も覚えました」
「私もだ」
俺からの又聞きでも覚えれるんだ。まぁエーテル自体修得してるんだから当然かも。
《ピンポン。アビリティ《指導》を修得》
なんだかあんまり役に立ちそうに無いアビリティが増えるな……
チート主人公と思ったら、みんなが知らないだけでした
でもアドバンテージはあるので一歩リードというところです。
ちなみにこのお話に出てくるアイテムや装備の名前となっている言語は統一しておりません。と言うのもモンスターや神話神獣、伝承なども各国のモノを使用していきたいと思いますのであえて統一せず、語呂やイメージなどで使用させていただきます。
ご了承ください




