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New Life  作者: basi
13/69

準備中

遅れた上に、なんだかなぁ~って内容になった気がする。しかも短いという


無計画のしわ寄せが毎回来るのでなかなかです

できうる限り頑張ります

「それで? ユルはここで何してるの?」

「あぁ、俺もそろそろ旅しようと思って。その準備」

 とは言え、エルファの話を聞いた後だ。独りで行けるとは思えない。誰か一緒に行ける人を探さないと。それに思った以上に大変そうで準備も結構かかりそう。

「旅に必要な物って何? 色々買わなきゃだし、お金足りなかったら稼がないと」

 取り敢えず手持ちのアイテムを加工できるものは加工して、売って資金を作らないと。

「必要な物かぁ。まずテント。外で寝るのを気にしないなら寝袋でもいいけど、季節によって夜露とかもあるし、やっぱりテントは欲しいかな。それとランタン。保存の聞く食材も要るわね。さっき言った特定の場所以外だとアイテムボックス内でも食材腐るわよ。食材アイテムの耐久時間をちゃんと確認すること」

 食材まで腐るのか。保存食とか在るのかな?

「ハムとか干物ってある?」

「どうだろう。ハムとかNPCが売ってるのは知ってるけど、あまり見たことないなぁ」

「無いのか……薫製くらいなら作れるし、出発までに少しやってみよう。他には何かある?」

「後は……そうね、釣り道具があれば魚が食べれるとこがあるわ。川の側とか。後は各種回復アイテムは多目に持っていくくらいね」

「ありがとう。助かったよ。エルファに会えなかったら途中で死んでたな」

 下手したら一日目で死んでそうだ。

「ホントよ。死亡率の八割方は旅の準備不足。旅に対する無知も含めてね」

 げげ! 八割とか半端ないな。

「マジかぁ。あ、ついでに聞くけどパーティーの募集とかって何処かでしてる?」

「それなら各門の所の掲示板に張ってあるわよ。そう言えば聞いてなかったけどどこ行くの?」

「南西のカヴァーロだけど」

 俺の答えに怪訝そうな顔をする。そんなに変なこと言ったか?

「カヴァーロって何よ? 聞いたこと無いわ」

「え? 牧場いってないのか? 教えてくれたぞ」

「行ったけど何もなかったわよ」

 ? どういうことだろうか。

「あ」

 ペイドさんとの話を思い出した。たぶん普通じゃ教えてもらえないんだ。

「たぶんクエスト? だわ」

 そして俺は牧場でのことを話した。

「……なるほどね。なら私も行くわ。馬に乗れたら開拓速度上がるわね」

「そうだろうけどね。馬乗れるの?」

「大抵の人は乗れるわ。牧場にも行ってるはずだし。ただ馬の確保が出来てなくてね。多分ユルが初でしょ。行って確保できたら掲示板にでも挙げとこう」

 乗れるけど場所を知らないってことは、ペイドさんの言う「馬に乗せられている」状態だろうか。まぁ乗り続ければそのうちなんとかなるかもしれない。

「了解。ところで二人で行くの? 他にも誰か誘う? キーヴとか」

「ああ、キーヴは今別でパーティ組んでるはずよ、連絡あったし。とりあえず後二人位いると楽かな。知り合いに声かけてみるわ」

「そっか。キーヴも色々やってるんだ。そっちは任せたよ。準備とかもあるし。出発は明日の朝でいいかな」

「じゃ西門に八時で」


 とりあえず鍛冶屋に行って少し修理してもらうことにした。自分でも出来るが工房も工具もないので簡易なものしかできないからだ。ちなみに製造キットで出来ることは簡易修理とメンテナンス、それに加工と各合成、調合関係だ。

 だが、イアンナの工房を訪ねた俺は予定を変更せざるを得なかった。

「イアンナさん、こんちわ」

「おや? ユルじゃないか、何か用かい」

「ええ、そろそろ武器の修理をお願い、したい……んですが、どうかしたんですか?」

 みるみる顔つきが険しくなっていった。

「アンタは私に何を教わったんだい! 私は技術は叩き込んだはずだよ」

「ええ、そうですね。叩き込まれました」

「だっだら何しに此処に来たんだい! 修理くらい自分でやんな」

「……工房も道具もないんですが」

「それくらい貸してやるよ。それにどこの街にも共同工房があるはずだよ、覚えときな」

 どうやら自分でやらないことにご立腹らしい。かなり怒ってらっしゃる。

「わかりました。では工房と道具をお借りしますね」

 ビクビクしながらさっさと修理して出ていこうと思ったところ、襟首を捕まえられてしまった。

「待ちな。折角だ、アンタ自分の武器を作りな。私があげたのはそんなに大したモンじゃないからね。それに弟子の腕もどれほどになったか見ておきたいからね」

 ニヤリと笑うイアンナ。かなり怖い。

「あの、材料をもってないんですが」

「それくらい用意してあげるわ。あんたが扱えるギリギリの最高級品をね。不抜けたもの作ったら一から鍛え直してやるからそのつもりでね」

 そのまま工房に引きずられていく俺。……生きて出られますように。


 イアンナの用意してくれた素材は日本刀作成に不可欠な玉鋼。その等級は「1級B」。今の装備は銑鉄で、不純物が多くランクが低い。鍛造が成長し切ると「1級A」の最高級玉鋼を扱って最高品質の刀ができる。ちなみに上位素材を手にかけるのに技術が足りないと出来るのは劣化品か屑。劣化品はマイナス補正がかなり掛かる。普通品質が-3~+3、+4~7で高品質、最高品質で+8~10となる。劣化品は固定でマイナス7が付く。ちなみに性能補正は±の数値パーセント。例えば+6の装備品ならその元性能に+6パーセントの上乗せがある。

 今の俺のレベルだと「2級B」で余裕をもち最高品質、「2級A」でどうにか最高品質を打てるくらいで、「1級B」になると全力で打っても最高品質に行くかどうかだ。一応「1級A」を使っても劣化品にはならないがどうがんばんても最高品質は打てない。下手をすると高品質にも届かないかもしれない。

 だがやらねばならぬ。そう、俺の後ろでは鋭い目付きで俺を見ている『鬼』がいる。

 

「くっ……これで、どう、で……しょうか」

 燃え尽きたぜ……真っ白にな。

 どうにかこうにか打上げた俺の品は「直刀 焔+6」とその過程でレベルが上がったようで「直刀 焔+9」だった。

「まぁまぁ、かな。一応合格としておこう」

「あ、ありがとう、ござい、ます」

 しっかりしな、とポーションをかけてもらう。 

「ユルのレベルじゃ+4がぎりぎりかと思ったが中々Dexが成長してるじゃないか。予想以上だよ」

 予想以上なのに「まぁまぁ」で一応の合格かよ。


 ちなみに防具の修理と回復薬の購入も同じことになりました。

 疲れた~


コメントをありがとうございます。

なんだかほこほこします

これからも頑張りますのでよろしくお願いします

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