6 いろいろ眩しい朝
ちょこっと訂正いれてみた。気づかないとは思うけれど(;´Д`A
何かが瞼を刺激する。
「う~ん…」
まだ眠たい…。今日は休みだったハズ。
背中に当たる温もりと、身体を覆う布団が気持ちいい。
だけど、微妙にお腹というか脇腹が苦しい。
脇腹をもぞもぞと弄れば、硬い物体が乗っかっている。それを跳ね除けようとするが、なかなか動いてくれない。
仕方がないので、そこから移動しようとしてみるが身体が動かない。
「…重いぃ~」
顔がしかめっ面になるが、瞼を開けるのはまだ嫌だ。もっと寝ていたい。ジタバタもがきながら惰眠を貪る。
そうしていると
、眉間に何かが当たりそれがグリグリと動く。
うぜぇ!!
首を捻って逃れようとするが、ソレは何故か眉間に当たり続けて動いている。
しかも背中も小刻みに震えているではないか。
もしかして、地震…?
そう思い、ようやく薄く瞼を開けることにする。薄く開いた瞼眩しい光が飛び込んでくる。
「まぶしっ…」
咄嗟に顔を背けると銀糸が光を反射してキラキラと光っていた。
なんとなく、ソレに手を延ばし引っ張ってみる。
「痛いぞ、マール」
低くて気怠げな声が頭上から降ってくる。ゆっくりと声のした方を見上げれば、碧と金を見つけた。
…?
なんとなしにその碧と金を眺めていると、そこに自分の姿が映っていることに気がついた。
「…不細工」
寝過ぎたのか浮腫んだ自分の顔が自分を見つめ返していた。
「…お前は本当に失礼な奴だな」
呆れたような声がして、ぼーっとそれを聞いていたが、漸く何かがおかしいことに気がつく。碧と金の下に穴を見つけたのだ。そこから、微かに風が当たる。
「……」
「……」
「のあぁっ!!」
仰け反ったつもりが大して距離を取ることは出来なかった。
「何してんの!あんた!?」
覚醒した目に飛び込んできたのは、銀髪と碧と金のオッドアイの美形。
寝起きには眩しすぎる男が私を見ながら、ニヤニヤとしている。
「何って、ナニ」
肩を震わしながら、そう答える美形。殴ってもいいですか?
「あほかっ!」
吐き捨てるように言ってやる。彼ほどの美形が私で立つとは思えない。…まぁ朝立してないと、男としてどうなのよ?とは思うけどね!
まあ、私を見れば萎えるでしょうが…。なんか、凹むわ。
「くくっ、冗談はさておき、マール起きないのか?」
低く笑って、美形が起き上がった。被っていた布団が彼の肌を滑り、捲れていく。
それに呼応するかのように、自分の目が見開かれていくのがわかった。
なんで、お前は裸なんだっ!!
咄嗟に捲れた布団を掴んで、放り投げる。そして、彼の下半身に視線を走らせる。
…よかった!下は穿いてる。
「お前は自分の心配はしないのか?」
呆れた声がするが、無視してやる。ベッドの上に置いた眼鏡を探り、探り当てた眼鏡を探りかける。視線は、彼の裸から逸らしませんよ。
モッタイナイカラネ☆
しかし見事な筋肉ですね!胸毛は生えていないのか…。ちょっと残念。
乳首はやっぱり小さですなぁ。
まじまじと裸体を観察していると、目が暗闇に覆われた。
「お前は痴女か!?視姦するな!」
どうやら怒られたようだ。
もしかして、今ので乳首立ったんか?立ってしまったのか!?
どうしよう、口が歪むのを止められないっ!
ゴツッ
鈍い音とともに頭のて天辺に衝撃が走る。ああ…目がチカチカするよっ☆
星が眩しいね…!!朝なのにぃぃいいいっ!!!!!
そんなことを思いながら、目の端に水が溜まるのを止められなかった。