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48 鞭も効かない!その名は筋肉!!

あぁ、お空が綺麗だなぁ☆


現在、騎士団専用の建物の玄関先でロッドさん待ちの俺。


筋肉はボッコボコで、ロッドさんはちょーいい笑顔。


…悪いな!筋肉!!私にはロッドさんは止められねぇよ!!


真っ青な空を見上げながら、遠い目で黄昏ているしか出来ない。


「…ん?坊主」


…誰だか知らんが坊主って言わないで。ソレ、ロッドさんの前で禁句その2だから!


って、この声は!?麗しのランドリックさん!!


不意に聞こえてきた声に内心でツッコミをいれながら、聞き覚えのある声に私のハートがビートを刻む!!


「ランドリックさ…っん!?」


声をした方を振り向けば、そこにはランドリックさんではなく、ロッドさんの後姿。


…え?瞬間移動ですか?


「閣下…、お嬢様は坊主ではなく、マール様とお呼びください」


キンキンに冷えたロッドさんの声。そして、ロッドさんの後姿からはみ出ているランドリックさんの筋肉に鞭が巻かれようとしている!?


…ブッ!ロッドさん!若干羨ましいですっ!!


と、鼻を押さえて悶えている場合ではない!!


「ロッドさん、やめっ…!!?!」


ブチィィイッ!!


止めようとしたのに…!

ランドリックさんは、巻きついた鞭をいとも簡単に、フンっ!と言って筋肉で千切った…。


かっけぇ〜♡


そして、ロッドさんの後ろからひょっこり頭を出し、


「嬢ちゃんだったか。悪かったな」


と素敵スマイルをくださいました。は、鼻血出そっ!!


ランドリックさんは、その後もロッドさんにボディーブローを喰らいまくってましたが、ハハハと爽やかな笑みを浮かべ、スマンスマンと謝っていた。


さすがランドリックさん!凄過ぎる!!


つか、ボロボロ筋肉は大丈夫なんだろうか?


ふっと、筋肉がいた方を見てみると、白目を向いたレイがいた。


…よし、見なかったことにしよう!!


うん、どうしたらいいのかな…。


誰かヘルプミー(T ^ T)

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