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47 愛しの筋肉への道のりは遠く…

わ、忘れられてたかな…?


更新遅くてすみませ〜ん(T ^ T)


相変わらず話が進まないorzそして短い…(T_T)



ロッドさんへの禁句を知り、ブリザードの真っ只中に立たされた気分だった私…。


でも、でもっ!一歩、一歩と素敵な筋肉に近づいていると思えばテンションも上がるというものっ!!


必死にニヤけそうな顔を引き締めてはいるが、ロッドさんの背中を見ながら涎が垂れそうになり焦った。


そうして緩む表情筋と闘っていた私だったが、気づけば何やら汗臭い地帯に足を踏み入れており、眉を顰めてしまった。


周りを見渡せば、昨日ぶりの汗が飛び散る筋肉の群。


マジ、暑苦しい…。


一体、一体見ればそれなりに萌えるんだがなっ!!


少しゲンナリしつつ、ロッドさんの背中を追いかけて行くと、昨日とは違う白壁作りだが、玄関や窓枠に装飾が成された上品な建物前でロッドさんが歩みを止めた。


「お嬢様、こちらにルドウィック閣下はいらっしゃいます。こちらの建物は皇宮騎士団と宮外騎士団のものです。ルドウィック様は両団を纏める総長ですので、こちらにいる場合が多いですね」


丁寧に説明してくれるロッドさんだが、そのルドなんとかって誰ですか?

なんか聞いたことあるようなないような…?

騎士団の仕組みもよくわからないので、説明されてもハテナだらけだ。


とりあえず、そのルドなんとかさんは多分ランドリックさんだと思い、ついでにランドリックさんは偉いと認識しておいた。むさ苦しい程に、筋肉野郎どもに好かれていたランドリックさんだ。偉くて当然だろう。なんせ、マッチョな紳士だし!


「では、参りましょうか」


素敵な紳士スマイルを浮かべるロッドさんに、うっかり惚れそうになったが、真っ黒なロッドさんを瞬時に思い出し、ぶるりと震えた。


騙されない!騙されないぞ、私は!!


そして気持ちを切り替え、いざランドリックさんの元へ!と足を踏み出した時。


「あぁっ!!テメェ、クソ坊主っ!!」


と怒鳴り声が聞こえ、そちらを向いた瞬間…、ヒュッと音が耳元でしたかと思うと、こちらに向かって爆走してきた筋肉が後方へ吹っ飛んでいた。


後ろを見ちゃいけない!後ろを見ちゃいけないっ!!


「全く、お嬢様に対して礼儀がなっていませんね」


呆れたロッドさんの声が聞こえたが、その顔はブリザードな微笑を浮かべていることが容易に想像出来た。


何この訳のわからない溺愛っぷり!?

ロッドさんとは今日始めて話したよね!?


筋肉は吹っ飛ぶし、ロッドさんは必要以上に過保護だしっ!もう、私の心は折れそうです。


私の横をロッドさんが通り過ぎ、吹っ飛んだ筋肉に鞭を巻きつけ足蹴にしているのなんて見えませんとも!


…は、早くランドリックさんに会いたいな☆

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