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37 人は見かけで判断してはいけません

ロッドさん…。ロッドさんっ!!


そんな今回をどぞ!

って、なんでまたこの服だぁぁぁああぁぁあああああっ!!


あの後、お風呂を頂いた私ですが、今日も今日とてジェイのお古…。しかも、何気にぴったりっ☆

私サイズに直してくれたのねっ!!って、喜ぶかぁっ!パンツ!パンツもお古かよっ!!


そんな私の格好は、水色のシャツに白いジャケットのようなもの。灰色の七分袖のスボンに短めのブーツです。


一つ良いことがあったとすれば、ブラがあったということぐらい。スポーツブラらしきそれも、バッチリサイズは合いました☆


って、なんでだっ!!


いろいろ突っ込みたいのは山々だが、只今寝室の隣の部屋にて、私の今後を話すことになりまして。


ぐっと、文句を堪えた私は偉い!…まぁ、ここまでしてもらって文句を言うのもどうかと思うし。


「で、なんでこの座り?私、あっちに座ろうか?」


そう言う私は、個人の応接室としては広すぎじゃね?と思うような所でソファーに座り、何故かジェイに寄りかかられています。意味わからん!


大体、この応接室にあるソファーがそんなに小さい訳がない!一人掛けでも、無理すれば二人座れるぐらいのゆったり感があるんだから、私の座っている多分二人掛けのソファーは無理すれば四人いけるはずなのに!何故に引っ付く!?ジェイよっ!!お前も二日酔いかっ!?


え?私の二日酔い?ロッドさんが持ってきてくれたスープと、一風呂浴びて全快です☆

あのスープ、ウコンよりすげぇ。


「この方が話しやすい」


「いや、どっからどう見ても話しにくいだろっ!!」


貴方はアホですか?と聞きたい私ですが、ジェイの無駄にお綺麗な顔をまじまじと見れずに、視線を逸らしながら突っ込む。そして、そんな私たちを微笑ましいそうに見ながら、お茶の準備をして下さるロッドさん。


ロッドさん、浮腫みはだいぶ取れましたが、私は相変わらず不細工ですよ?あなたの目に私がどう映っているのか、マジ気になりますっ!


「では、早速お前の今後だが…」


バァンッ!!


…アレ?デジャヴ?


ジェイが話し始め、そのまま話すんかいっ!?って脳内突っ込みをしていたら、応接室の扉が勢いよく開いた。


ゾクッ


背中に走る悪寒に、一気に鳥肌が立つ私。


ダメだ!絶対見ちゃダメだ!!それよりも記憶の奥底に沈めたハズの忌まわしい映像が脳裏を掠める。


「陛下っ!!」


「ぎゃあぁっ!!」


ドスッ!ガスッ!ドゴォンッ!!


野太い声に反射的に叫んでしまう私だったが、最後の暴力的な音に思わず、応接室の入り口を見てしまった。


「ひっ!!」


短い悲鳴が漏れてしまうが仕方がないっ!だって、床に忌まわしい記憶のあのすね毛が倒れていたんだものっ!!

何より、その隣に立っているロッドさんがちょー怖ぇっ!!


「貴方はまだその様な格好をしてうろつかれてるのですか?お嬢様が怖がっておられるじゃないですか」


穏やかに諭すようにそう仰るロッドさんですが、ロッドさんの方が怖いからっ!!


昨日あった時のように露出の高めの服を着ているすね毛だったが、床の上でピクピク痙攣している…。なのに、追い打ちをかける様にげしげしと踏みつけているロッドさん。


「お嬢様、お見苦しいモノをお見せして申し訳ありません。すぐに処分して参りますね」


こちらを向いてそう言うロッドさんは、どっからどう見ても穏やかな美形紳士なのに以外と肉体派なのかっ!?…絶対、ロッドさんだけは、逆らっちゃなんねぇっ!!


ブルブルと震えながら、大丈夫ですと言うのが精一杯。いつの間にか、私…、ジェイに縋り付いてたよっ!!

マール:ロッドさん、怖ぇよっ!!


ジ:だから、なんで俺が目立たないんだっ!!


うん、なかなか癖のある人達ばっかりで大変なのだよ…。書いてて楽しいけどねっ!あはははっ

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