29 ヘタ踏んだ
はい!更新!!
長らくお待たせしました(;´Д`Aこれを楽しんでくださる方もいらっしゃるというのにっ!!
ダメ作者でごめんなさいorz
ランドリックさんの運んできてくれたご飯は、カレーのようなハラシライスのようなものの大盛りでした。
一口食べると肉じゃがの味がして、思わず噴き出しそうになったのは内緒だ。
それにパンが付いてくるという感じでそれなりにおいしかった。
ランドリックさんは家に帰ってから食べるらしく、隣でどこから調達してきたのかお酒をちびちびと飲んでいる。
どんな味がするのだろうと興味津々で見ていると、一口呑ませてくれた。
カッと喉が焼け付くようなそれはかなりの度数の高さで、すっきりし過ぎる味はカクテルにでもしたらおいしそうなお酒だった。
それから、お腹も落ち着き、どうしたらあんなに食堂が汚れるのかと観察していると、なんとなく原因がわかってきた。
こいつらは餓鬼だとっ!!
彼らは食事中もふざけあって、スプーンを振り回して話したり、口にモノが入っているのに大声でしゃべったり…。
って、おい。ちょっと待てそこぉっ!!
「嫌いなものを床に落とすなぁぁぁぁぁあああっ!!」
がたんと椅子を倒しながら叫んだ私の指差した先には、厳ついがなかなか綺麗な顔をした男がカレーの肉じゃが味から、ある食材だけを選んで床に落としている。
せっかく綺麗にしたのにと思いながら、思わず叫んでしまったのだが…。
がやがやと煩かったまわりがいきなりシーンとなり、視線が一斉に自分に集まる。
めっちゃ、居た堪れないんですけどっ!!
日本人なら大概できるお愛想笑いをへらりと顔に浮かべると、身を小さくして倒した椅子を起こし、それに俯きながらちょこんと座る。
どうしよう…!目立ちたくないのに目立ってしまったっ!!
こういうときに颯爽とジェイが現れでもしないかと思うが、現実はそう甘くない。
指を差してしまった相手がゆらりと立ち上がり、こちらに来る。
助けを求めてランドリックさんを見れば、ニコニコと満面の笑みを浮かべ、助けてくれる気はなさそうだ。
…そんなランドリックさんも素敵です♡
何て現実逃避をしていると、ガシッと肩が掴まれる。
「総長、こいつ誰ですか?」
彼の言葉は、私の頭を通り過ぎ、隣に座っていたランドリックさんに向けられた。つーか、掴まれている肩に異様な圧力を感じるんですが…!
脱臼させる気ですかっ!?と歯向かいたいんだが、体格差がハンパないし、ぶっちゃけ殴られでもしたらと思うと怖いので、冷や汗か脂汗だかわからない汗をかきかき我慢する。
「レイ、その手を離してやれ。お前の力じゃ、坊主の肩が外れるわ」
ランドリックさん、また筋肉で判断しましたね!?
苦笑しながら、レイと呼ばれたその男を宥めるランドリックさん。そんなランドリックさんに対して渋々肩から手をどける好き嫌い男もといレイ。…お前なんか呼び捨てで充分だっ!!
「坊主、大丈夫か?」
労わるように掴まれてた肩を撫でてくれるランドリックさん、貴方は神です!!
レイのなんともいえない威圧感にこくんと頷くだけの返事になってしまう私は小心者なんですよ…。




