14 入浴タイム
風邪で点滴をしてみたよ☆
痛いと思ってたら漏れてましたorz
皆さんも風邪には気をつけて(;´Д`A
はあ、とっても気持ちが良いですな!やっぱり湯に浸かるというのはいいもんですな☆
あれから顔が酷いとジェイに言われ、浴室を貸してもらえることになった。私は確かに不細工だが自分の顔には愛着を持っているので、腹いせにあんたの服もグショグショだって言ってやった。そうしたら、無言で黒い笑みを湛えられました。…怖かった!
ジェイの案内してくれた浴室は寝室の隣にあり(昨日は気づかなかった)、既に溢れんばかりのお湯が張ってあった。
聞けば常にこの状態なんだとか。
この世界には魔法があるらしく、この浴室には一定量のお湯をキープできる魔法と常にそのお湯を浄化する魔法が浴室にかけてあるそうな。
まさに異世界、ファンタジーです。
しかし、浴槽の掃除は?とか入浴剤は使えるの?とか気になるところ。…あがったらジェイに聞いてみよう。
着替えやタオルの用意、ソープ類の使い方の説明はジェイが入る前にしてくれた。朝食の時にはあんなに人がいたのに、すべてジェイが一人でしてくれたのには驚いた。
気負いせずにすんだのはよかったが、裏がありそうでマジ怖いっ!
一人で湯に浸かりながらさっきのことを思い出す。
知らない世界で不安になった私。ひとり部屋にとり残されて急激に寂しさと言い知れぬ恐怖が襲ってきた。
頭半分では冗談みたいなことを考えて、もう半分でこれでもかと打ちのめされて…。それで、泣いて泣きながら爆睡して。
そうして自分を保った。
うん。何より睡眠は大事だ!私、嫌なことは寝ると忘れるタイプだから☆
それにジェイが、中身は黒いと思うし、もしかしたら表面だけかもしれないけど…私の安心できる優しさをくれた。
私はきっとなんとかやっていける。これから先も。
元の世界にかえれるか帰れないかわからないけど、今を生きなければどんな未来もやってこない。
それに昔から悪運だけは強かった!
だから、悲しむのもわけのわからない恐怖に怯えるのももうお終い!!
私はいつでも私らしく生きてやる!お父さん、お母さん、姉ちゃんたちにじいちゃんばあちゃん、そして友にその他もろもろ!心配はかけるが、私はこの空の下で雑草とゴキブリを足して2で割ったぐらいの感じで精一杯生きてやるからね!!
…まあ、悲しませるのは本意じゃない、皆さんそろって何気に普通に暮らしてそうですが…、たまには私のこと思い出せよ!
一粒だけ涙が零れる。ここに来たことで流す涙はこれでお終い。私は悲劇のヒロインじゃないし、それ以前にヒロインって柄じゃない。…ちょっとそこは凹んどこう★
私は私。少し変態チックで精神年齢低めで老け顔で…、アレあんまり良いとこない!?とりあえず、ここでは変態要素は隠しておこう…。まだ誰にもバレてないハズだから!!まあ、そんなこんなで、適当に頑張ろう!
気合の雄叫びをあげて、浴槽から勢いよく立ち上がる。
あ…、ここは人んち?だった。浴室の外からうるさいとジェイの怒鳴り声が聞こえた。