黒い濁流
「うっ、ここは」
そう、腐食の大地。理由は不明だが、ここでは植物や動物が腐っていく謎の大地。
ここで逞しく生きている奴を捕獲しにきた。タイムアタックしないと体に悪いからな。
近くでトールに待っておいて貰って、俺は翼を出し飛行する。はっや。飛ぶ練習はしていなかったので、枯木を破壊し、腐臭のする沼に突っ込んだ。
うわぁ、最悪だ。
全裸できて良かった。
沼から顔を上げると、枯木を渡りカサカサと音をたてて奴らがよってきた。やっぱりいると思ったぜ。
黒いテカリ、異様に長いその触覚、奴を皆はGと呼ぶ。
オオゴキブリである。
繁殖力、攻撃性、速度、一体ではC級の力しかないが、こいつは。
ゾロゾロと沼の中から奴が湧き出てくる。
災害級の魔物、SR冒険者も手を焼いていたし、討伐依頼は緊急として全員が駆り出される。
黒い濁流が押し寄せる。先頭二匹を軽く気絶させ、俺は炎の魔法を放つ。続々と押し寄せてくる奴らは止まることを知らない。
これが災害級の由来。無理やり当てはまるならURにも当てはまるだろう、強さには当てはまらないが厄介な生き物だ。それにしてもこの群れは多すぎる。どれだけ放置されてたんだ。
その濁流は一日続いた。魔力が底を尽きようとした時、ようやくその濁流は止まった。
二匹を縛り、俺はトールに乗った。
「待たせたな」
「主がまた死んでしまうのではないかと心配しましたよ」
「すまない、だがこれも力の為だ」
少しトールは怒っていたが、いつも通り帰ってくれた。少し走りが荒かった気がしたが。
そして、ダンジョンでボス部屋の中に餌と共に閉じ込める。
お、起きたようだな。一目散に警戒もせず餌にかぶりついた。生殖、卵が生まれた。
明日にはこの卵は孵る餌さえあれば奴らは無限に増える。DPでコスパを考えずとも餌はかなり安く手に入る。放置しておけば餌を少し追加するだけで共喰いで延々とDPを産み続ける無限機構の完成だ。
開けたやつは部屋の広さ的にいっぱいの状態だと多分死ぬ。変異種も出るだろうし俺でも怪しい。
しばらく放置して、DPで早く俺専用SRもしくはUR魔物リスポーンを配置したいところだ。
「英雄ミッション、真の英雄を達成しました。魔力を贈与します」
「二つ名、神罰を得ました。能力が大幅に上昇しました。神罰魔法を手に入れました」
魔物の二つ名って人がつけてたわけじゃないんだ。初めて知ったわ。前世では剛力のとかついたのがたまに依頼で出て、ちょっと強いなとは思ったがそういう意味だったのか。
俺もまだまだ知らないことがあるな。
最近死ぬほど忙しかったので投稿できなくて申し訳ない、現実世界でプログラムパチパチアンドバイトで休みがない、まぁこれからも学費が貯まるまで大規模な休み以外は無いんですが燃え尽きてきました。
クリエイティブな学校に行ってるんですがやっぱり小説書いてイマジネーションを育てた方がいいなって思いました。
今日からは土日以外は投稿できるので安心してください。




