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汚い手

 さ、奴の戦いの結果だがあれは多分人間じゃ無い。


 なぜかって? 爆発音と共に飛び出したかと思ったら衝撃波を放ちながらパンチを繰り出した。


 殴られた人間は観客に被害が行かないように特級魔法使い何人も動員して闘技場に防御障壁を張ってたんだが、それを貫通して吹っ飛んでいった。


 多分死んだな。


 そこまでしてこの十万ゴルドを取りに来るというのか。うん、当たったら速攻辞退しよう。バトルモードでかなりうまく立ち回って運が味方せんと勝てんし無理だわあんなん。


 というか大衆の前でバトルモード使えんし。


 そんなこんなでゴリアーティはシード枠になった。トップで当たるようになっている。ちなみにあの人は死んでなかったらしい。が、絶対トラウマだろうあんなもん。


 トップテン入りのいいところまで頑張って負けよ。


 まず最初の相手はおーおー、イケメンの兄ちゃんですか羨ましいですなぁ。あんたみたいなのが英雄になるんだろうなぁ。羨ましいので万死に値する。殺さないが。


「あいつ、タキシードで武闘大会とか舐めてるだろ」


「まぁ、記念じゃねーか? だとしたらついてねぇな相手はあのアイドル冒険者の上に特級の腕前後は勲章さえあげれば英雄になれるーー」


 うるせぇ!! 知った事かぁ!!

 剣を高速で振る。相手は剣で受け止める。


 バカめこっちは二刀流じゃあ!! 剣が腹を軽く切り裂く。


 向こうからしたら俺は淡々と超高速で剣を振り回すヤベェやつだ。


 おっと顔色が悪いようですよ王子様ァ!?


 腹でも下しましたかなぁ!? 苦し紛れに動かなくても済む魔法系に戦い方をシフトした。


 ハッハァ!! キカネェナァ!!

 全て魔法障壁で打ち消す。万全の体調ならもっと威力も出ただろうがそんな上級冒険者レベルの魔法は通さんぜ。


 こんな悪役ロールをしてるが普通に付与毒を下剤をイメージしただけだ。麻痺毒とかでも良かったが一方的すぎて目立ってしまう。


「あの紳士やるなぁ、実は高名な冒険者様だったりすんのかね」


「もしかしたら顔を出せない賞金首だったりするかもな」


 うんうん、即麻痺毒からの連続攻撃で終わらせなかったが故の評価だな。


 おっと解毒魔法を使おうとしてるな、炎魔法と共に地を伝って魔力を相手に無理やり送りこみ解毒を失敗させる。


 毒の分析解毒のプロセスがいるから攻撃魔法と違って緻密な作業が必要になるからな、実力が近くても妨害は容易だ。


 それに、そんな高度な事をしているとはゴリアーティ以外気づきはしないだろう。距離があると見た目では分かりにくい。


 さ、無駄に魔力を使うわけにも行かないし距離を詰めて攻撃で妨害をするとしよう。おぉおぉ、苦しそうにしてるなぁ!! まさか下痢を我慢してるだけとは誰も思うまい。


 アイドルらしいからなぁ、ぶっ放して戦闘継続というわけにも行くまい。


 そうこれこそが知的な戦い!! おい、卑怯なだけとか言うなよ弱点をつくのは戦いの基本だ。相手を観察して相手の嫌がることをする。


 自分の土俵に持ってくる事で勝ちを引き寄せる。


 これが!! 対人戦だ覚えとけ!!


 剣の振り下ろしで剣を吹き飛ばし、柄で腹を殴打する。アイドル冒険者はケツを押さえて悶絶した。


 勝負あったな。俺は後ろからの異音を聞きながら立ち去ろうとした。


 ん? やれやれ、なかなかやるようだな。奴は立ち上がり、涙目でこちらを睨みつける。


 相手は清浄の魔法をーー。


 かけさせはしない!! 腹部、と見せかけての滑らかにカウンターを避け背中につかを打ち下ろし、踏みつけ鈍い音が響く。ファンらしき女性達の怒号が飛ぶ。


 真剣勝負なんだからしょうがないじゃん、弱者は狩られるのが自然の掟だぞ。それに、動いたらほら汚れるしステージが。


 にしてもやりすぎたかな、後で回復魔法をかけてやろう。


 そして剣を首に審判は勝利と判定した。


 ブーイングをかき消す程の歓声。気分がいいものだな、前世は感性など聞いたことがなかった。


 気絶しているようだし誰にも気づかれていないだろうし立ち去る際に回復魔法で誤魔化しクリーンをかける。そう、私は紳士なのだよ。脱糞した事については墓場まで持っていってやろう。


 剣をベルトに付けた鞘に入れ、颯爽と立ち去る。


 さらにより一層歓声が上がる。まさかあんな汚い手を使ったとは誰も思うまい。戦いとしては汚く無いが汚い手には違いない。


 しょうもない事言ってないで次の試合に向けて休憩するか。ゆっくり休憩しようと思ったが、やたらと闘技者がテンションが上がったのか話しかけてくる。


 俺はお決まりの声が出せないのジェスチャーでゆっくりすることにした。


 皆なぜか握手を求めてきたので握手しておいた。もちろん手袋は付けているぞ。


 しかし、一方でよく思わないものもいるようであからさまに睨みつけてくるものもいた。顔がいいから多分そのメンバーだろう。


 あの歓声でトップレベルの彼らが同じだけの腕前だとしたら諦めも悪いだろうし、この戦いは中々骨が折れそうだな。


 相手の背骨がな。


 


 


 


 

 


 



 


 


 

 

 どっちが悪役かわかんないですね。読んでくださる方もすごく増えてるみたいで嬉しいですね。

 学校もかなり忙しくなってきましたが、続けていきたいです。

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