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新大陸上陸

 はは、金もない、家もない、仕事もない。 


 あぁ、俺は何のために生き、何のために生まれたのだろうか。


 もういっそ飛び降りて死んでしまおうか。


 俺は彼女の背中をその崖の向こう側に見た。


 今そっちに行くよーー。


 

 おい、ちょっと待て適当に降りるかって飛んでたら自殺しようとしてる奴いるじゃねぇか。若いのに何してんだか。


 急いで捕獲し、飛び立つ。


 バレるわけにはいかん。多分目を閉じて飛び降りてたから大丈夫だろ。


 遠くに飛び去ろうとした時、男に呼び止められた。


「あんた!! 龍種だろう? 何しにきた」


 バレたか。面倒だな。


「なぜ俺を助けた!!」


 いや、話せねぇんだよなこっちは。気にせずに飛んでいくか。


 俺は気にせずに飛び去った。


 残念ながら外套を手に入れる方法を全然考えてなかった。


 獣の皮でも集めるか。討伐隊を組まれないように辺境でしようかな。しばらく低空飛行をして良い森が近くにあるのは見えていたので入る。


 うん、良かった陸上は安定して弱い魔物ばかりだった。服として使いやすいビッグベアをメインに倒すとしよう。


 筋は硬くて上手くはないが、柔い市販の肉よりは身にはつきやすい気がする。


 爪を使って毛皮を剥ぎ、骨と木を使い簡易的な拠点を建てる。人間型のサイズが小さくパワーはより強くなった分早く作れるな。


 部族の家っぽく作ることによって部外者が近づき難くする。


 続いて家の中でゆっくりと服を作る。

 うん、結構服を作るのにも慣れてきたな。毛の処理や型が綺麗になるだけで変わるもんだ。


 これなら部族感が割と少ないな。まぁ田舎もん感は漂うのはしょうがない。


 羽を畳めば多分バレないだろう。盗賊のようにグルグルとマフラーを巻いておく。よし、多分これなら完全にバレないだろう。


 一日休んでから明日はダンジョン内に入る方法を模索しよう。よくよく考えたらこの国の金もないし、なんとかして稼がないとな。

 脅威と対峙して精神的にも疲れることが多かったからか余った毛皮で作った寝床に倒れるように眠り込んだ。

 明けましておめでとうございます。年末年始はとても眠いですね。おやすみなさい。

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